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rcpp16_112.pdf | 1.04 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | [論文]ソローの“Uncommon Schools”が意味するもの --「生きた知性」と終わりなき自己の向上-- |
著者: | 神谷, 有咲 |
発行日: | 25-Jul-2022 |
出版者: | 京都大学大学院教育学研究科臨床教育学コース |
誌名: | 臨床教育人間学 |
巻: | 16 |
開始ページ: | 112 |
終了ページ: | 117 |
抄録: | ソロー(Thoreau)は,“uncommon schools”(Thoreau, 1971, p.108)という言葉によって,人々が様々な知見の本質を学び,目標達成に向けた営みを絶えず実行するという,義務教育とは異なる教育の在り方を提起した.人は誰も完成された存在ではないが,“uncommon schools”においては誰もが教師にも,或いは生徒にもなり得るという.又,“uncommon schools”と教育人間学概論IIにおける外部講師の方々との間には,多様な知恵や知識を収集するという点,教える者も教えられる者も絶えず学ぶことで自己の存在を更新し続けるという点に,共通項を見いだせる.さらに,多様な知識を学んで自己を高めていくことを目的とし,成長し続ける者皆に開かれた場所だという点において,日本の社会教育の場である公民館と“uncommon schools”との間に,共通点があると分かる.この共通点を踏まえると,“uncommon schools”の設立を提起することで,アメリカの公立図書館に内在する「住民同士の交流」という側面を振興させたかったという,ソローの意図を読み取れる. |
記述: | 特集II : 超学際的対話に向けて |
著作権等: | ©2022 The Author |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/275746 |
出現コレクション: | 第16号 |
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