考えていることを話せばいい?  <調査者>はい。見ているところや考えていることを発話してください。  まず、要約から読もうと思って、始めの要約の部分を読んで。これを、線を引いているところはキーワードになりえそうなところとか、自分が理解しやすいように線を引いているっていうかんじです。  今それを読み進めているところで、  [沈黙]  <調査者>見ているところなどを。  見ているところ、この要約。そういうことでいいですか?  <調査者>はい。  見ていて。多分今書いたのが、結果として有意差があったみたいな話があったので。どことどこの条件の間でどの群で有意差があったとか、有意傾向であった、っていうのが書かれていたので。それを書き記しているっていうかんじです。  で、引き続きその要約を読んでいるかんじになります。  [沈黙]  <調査者>見ているところや考えていることを発話してください。  多分、今この要約は読み終わって。問題と目的から読み始めています。  考えていること。  この導入。どういった導入がされているのかっていうところで、この研究がどういったところから始まっているのか、っていうところを理解しようと思って読み進めています。で、発達心理学的な読解の分野っていうのは、自分は特に詳しく研究していたわけではないので。詳しく読むというか、ちゃんと理解できるように、こうじっくりと読んでいたと思います。で、今それを読み進めているところです。  多分このときにちょっと、時間が30分なんだっていうところをなんか意識して、全体の論文の構造というか、方法とかがどれぐらいの分量あって、結果がどのぐらいの分量あってっていうのを、事情を把握しておいた方がいいかなっと思って、パラパラっとめくり始めたっていうかんじです。  それが、一応、自分なりに把握できたので。引き続き、問題と目的を読み進めてます。  こっち[手元にある論文]も見ながら?  <調査者>はい。  ここら辺まで読み進めた中で、この研究がどういったことを明らかにしていきたいのかっていうのが、なんとなく見え始めてきたのかな、と思います。  多分まだ左側を読んでいるのかな。  [沈黙]  <調査者>見ているところや考えていることを発話してください。  今は多分この532ページの右側のところを読んでいて、先行研究はどういうことが明らかになっていて、どういうことが明らかになっていないかっていうところを、多分読み進めていて。今この段階で、本研究をし始めている段階で、わかっていない部分っていうところがどういうところなのか、を理解しようとしていたと思います。  それが成人と幼児で文理解の処理の方法が、方法というか過程が異なっている可能性っていうのがあるんだなっていうところを、理解し始めたところだと思います。  今線を引いているのが、どういった指標をもとに、成人と幼児の違いを明らかにしようとしているのかっていう。この指標となるところが何なのかっていうのが書かれていたので、それをメモしているところで。それがここの研究では注視頻度と瞳孔径の変化っていうところになっているっていうことで、この二つがキーワードとして出てくるんだなっていうことを、ここではマークしているっていうかんじです。  この研究の問題となってくるところをここら辺で理解して。次に、この研究の目的が書かれていたので、そこをもう一度、ちゃんときちんと理解するために、そこを読んでいるというかんじになります。  今これは33ページの左側読んでいて、今「後10分です」っていう声が聞こえたので、今、初め、頭から読み進めてるんですけど、ちゃんと最後まで読み切れるのかっていうところがまだわかんなかったんで、それも意識しながら読み進めていたと思います。  今、右側に移っている、のかな。どうしてこういう刺激を用いているのかという理由が述べられているところなので、そこをきちんと理解して、今後の方法でなぜその方法、刺激が用いられているのかっていうところをきちんと理解するために、読み進めていると。  ここで、この研究が依っている研究パラダイムを使用している先行研究の話が出てきたので。そこはかなり関連してくると思ったので。そこを、この先行研究の方法がどうやって用いられていて、この研究ではその先行研究とどう違う方略、方法を用いてるのかっていうのを、後できちんと理解するために、入念に読んでいます。  今534ページの左側を読んでいて、ここでこの研究における仮説が書かれていて。幼児の形容詞を含む文の処理に関して二つの可能性が考えられて。この研究では一つ目が支持されているんじゃないかっていうことが、仮説として挙げられているので、それをきちんと念頭に置きながら、今後の結果とかを見ていきたいと思っているところです。  ここで下の図が挿入されていたので、この図を見て。これが提示する方法なんですけど。刺激の。この刺激の提示方法が、左と右でどう違うのかっていうところを、ちょっとマークして。  ここで今、ここでこの論文のこの場面で書かれていることが、今回注視頻度と瞳孔径の変化量、の両方を計測しているっていうことで。なぜその二つを用いているのかっていうところが詳しく述べられているので、ここを読み進めています。多分もう間もなく、問題、目的部分を読み終えて、方法部分に入るところです。  ここでちょうど半分だったので、まぁいいかんじで読み進めてるかなと思いながら読んでいって。ただこの方法の部分で、その同意とか倫理審査とかの話を詳しく読む時間は多分なかったので、そこは軽く読んで。後、さっきのページに挿入されていた図がここでまた出てきたんで。そちらと見比べながら、手続きのところとかも読んでいるかんじです。  ただ、この手続きの部分とかも。なんか、目から画面の距離とか、そういったところは、今読んでいる段階では重要でないと判断したので。この研究の全体を理解するっていうところに重きを置くという意味では、そこは重要でないと判断して。この、手続きで重要そうなところを抜粋して読んでいるっていうところです。  結果部分をこれから読み始めたところです。分析方法が述べられているので。ここで、その分析方法を詳しく理解するのは難しいと思ったんですけど、次のページに挿入されているグラフ、図とかを見ながら、どことどこの検定をしている、統計的な検定を行っているのかっていうのを、読み進めているところです。  この図が、年齢の群が3群あるんですけど。その群の中で2条件ずつ、それぞれ注視確率と瞳孔径で2条件ずつあるので。その2条件で違いがあるかを視覚的にまず把握するために、表を見ながら。これから、どこで有意な差が出たりするのかっていうところを、自分で推測しながら。推測っていうか、想定しながら読み進めていっているところで。  今回の分析方法がロジット混合モデルと線形混合モデルっていうところで。ロジット混合モデルっていうのがあんまりわからなかったんですけど、統計的な検定というところで有意差があるかどうかっていうのを。統計が有意かどうかっていうところだけで測れるかどうか、わからないんですけど。そこの情報を把握しようと思って読んでいるっていうところです。  ここは、その分析方法が出てきて。完全にここで理解するっていうのは、多分詳しく述べられていないのでわからないなと思いながらも、読み進めていくっていうかんじです。ここで尤度比検定とかいう話が出てきて。このモデルを採用して分析することが妥当だ、ということがここで述べられていたので。それを見ながら、この分析方法を理解しつつ読み進めていこうっていうかんじで。今残り20分[ママ]っていうことで、ちょっと急いで読まないといけないなとも思っていました。このグラフの差があるところ、条件間で差があるところっていうのを、一応視覚的に把握しようと、グラフを見たりしたんです。この結果の部分をちゃんと理解しないと、今後の考察の部分とかでわからなくなってきてしまうと思ったので、じっくりと読み進めています。  ここで、条件間でどうやって下がるかっていうところが記されていたので、それを下線を引いたりします。引き続き、条件間でそういった差があるのかっていうところで。今回は注視頻度と瞳孔径のそれぞれの指標があったので。それぞれグラフを見つつ、条件間でどういった違いがあるかっていうところを理解しようとしています。いま537ページの、多分、文を読んでいるところだと思います。  次のページと前のページで、多分この表の年齢で。この表が分けられているんですけど。この年齢でどういった違いがあるのかっていうところを見比べながら、読み進めているところです。  今、「〇」をしたところが、この条件間で大きな差がありそうなところをマークして、揃った結果部分[表中で「〇」が揃ったところ]を読み終えるところです。  多分、考察部分を読んでいて。考察部分で、今どういったところ、どういったことを、この研究で明らかにしたいかっていうところが、多分再度明記されているので。そこでもう一度、それを頭に入れつつ読み進めてます。  結果をもとにこの研究でどういったことが明らかになっているのかとか、が考察されているので。まずそこを読んで。今回の結果が、どういったことが明らかになって、どういったことが明らかになっていないのかっていうのを理解しながら、読み進めているところです。  この研究にも限界点があるっていうところも把握しつつ。先行研究と異なる、どういったところが異なっているのかっていうところを読んでいます。先行研究では使用されていない瞳孔径の変化量っていう指標が、この研究における重要な指標になってくるというところで、そこの考察部分を丁寧に読んでいます。ちょっと時間のこともあったので、後どれぐらいかなっていうのも意識したりして読んでいます。  この研究は、発達心理学の分野っていうことで、成人群の結果よりも、幼児群の結果がどう出ているのかっていうのを、重きを置きながら見ているっていうかんじですね。  ここまで読んできて。終盤になってきて、人間が発達していく過程でどういった文情報の処理をしているか、っていうところに少し詳しくなってきて。5歳と6歳っていうところでも差があるかもしれないっていうことを、この論文では言っていて。そういったところが面白いなって思っていました。  この研究だけでは明らかにできなかったことっていうのがあるので。この続き、というか今後、また研究がやられるのであれば、読んでみたいなというふうに思っていました。  一旦最後まで読み終えて、アペンディクス[付属資料]に載っている残りの統計的な結果も一応目を通しておこうと思って、一応表を見ているっていうかんじです。どこに差があったかとかを一応チェックして、一応わかりやすくしたっていうかんじですかね。  復習の意味も込めて、結果を見ているっていうところです。その残りの時間は、この要約をもう一度見て、全体的な把握をもう一度しようかなっと思って読んでいるところです。  多分これを読んでいる間に時間が来た気がします。