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タイトル: Theories for photoinduced structural phase transitions
著者: Nasu, Keiichiro
著者名の別形: 那須, 奎一郎
発行日: 20-Mar-2006
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 85
号: 6
開始ページ: 764
終了ページ: 821
抄録: 本稿では、光誘起構造相転移に関する理論的研究の現状を、遍歴電子モデルを中心にして、随時、実験とも関連させながら紹介する。基本となる概念は、固体結晶に潜在する多重安定性である。フェルミ面の極く近傍のみを観測する種々の熱力学的測定では、殆ど明瞭に観測されない場合でも、対象となる固体結晶が、潜在的に多重安定性を有する事が様々に予想され、これは、僅かな光励起で非平衡相転移となって実際に観測される。有機電荷移動型錯体結晶、有機金属錯体、ペロブスカイト型誘電体、等々を具体例として、この種の研究を通覧する。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
講義
URI: http://hdl.handle.net/2433/110412
出現コレクション:Vol.85 No.6

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