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タイトル: | インド製造業の生産性と技術伝播 : 外国直接投資のスピル・オーバー効果の実証分析 |
その他のタイトル: | Productivity Growth and Technology Diffusion in the Indian Manufacturing Industries : An Empirical Investigation on the Spillovers from Foreign Direct Investment |
著者: | 藤森, 梓 佐藤, 隆広 |
著者名の別形: | Fujimori, Azusa Sato, Takahiro |
発行日: | 31-Mar-2011 |
出版者: | NIHU Program Contemporary India Area Studies (INDAS) |
誌名: | INDAS Working Papers |
巻: | 3 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 32 |
抄録: | 本稿は、外国直接投資(Foreign Direct Investment: FDI)が持つスピル・オーバー効果に着目し、FDIを通じた海外からの技術伝播がインド製造業部門の総要素生産性(Total Factor Productivity: TFP)にいかなる影響を与えているのかを、インドの「年次工業調査」(Annual Survey of Industries: ASI)データを用いることによって検証した。実証分析にあたっての推定式は、シュンペーター型の創造的破壊プロセスを組み入れたGrossman and Helpman(1991)、Aghion and Howitt(1992)、Barro and Sara-i-Martin(2004)のクォリティ・ラダー・モデル(Quality Ladder Model)から導出した。本稿は、FDIのスピル・オーバー効果については、水平的なスピル・オーバー効果(産業内のスピル・オーバー効果)のみならず、垂直的なスピル・オーバー効果(産業間のスピル・オーバー効果)、とくにその後方連関効果(川下の産業に流入するFDIのスピル・オーバー効果)についても検証している。本稿の推計結果によれば、FDIは、後方連関を通じたスピル・オーバー効果を通じて、短期的にはTFPの値を引き下げるものの、長期的にはTFPの値を引き上げる効果を持つことが明らかになった。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/141855 |
出現コレクション: | INDAS Working Papers |
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