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nrer_17_89.pdf | 1.67 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | Comparative Analysis of Bioenergy Markets’ Traits and Policies in Japan and Ukraine |
著者: | Kagatsume, Masaru Trypolska, Galyna |
著者名の別形: | 加賀爪, 優 トリポルスカ, ガリナ |
発行日: | 22-Mar-2012 |
出版者: | 京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻 |
誌名: | 生物資源経済研究 |
巻: | 17 |
開始ページ: | 89 |
終了ページ: | 125 |
抄録: | 本稿の目的は、日本とウクライナにおけるバイオ燃料市場における政策の差異を比較・検討することである。利用可能な資源量、バイオマスのポテンシャル、バイオ燃料需要の主要な規定要因、バイオ燃料を生産するための制度と技術の観点から論じる。その帰結は以下のようである。すなわち、ウクライナのエネルギー部門には日本よりもマーケット・メカニズムが導入されている。ウクライナは、土地面積も広く飼料作物も豊富であり、バイオ・エネルギー市場を開発するための制度や財政的インセンティブが発展している。他方、日本のエネルギー部門は、より政策誘導的であり、既存のバイオ・エネルギー市場を推進するための事業にとってより有利な経済環境に依存している。両国の場合において共に、なお一層の制度の改善と整備が必要とされている。ウクライナに関しては、燃料混合規制が絶対に必要である。他方、日本に関しては、バイオマス利用の目標水準を達成するためには、ガソリンおよび他の燃料の品質規制およびそれに関連する課税制度に関する法律の修正が必要である。本稿の分析により、以下の点が指摘される。より広い意味において、バイオ・エネルギー市場の推進と開発のためには、一般的な傾向として、より環境へ配慮することと同時に、両国に関して、効率的で適切なエネルギー政策を行うことが、基本的に必要不可欠である。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/154605 |
出現コレクション: | No.17 |
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