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タイトル: 脳磁界と視運動性眼球運動計測による奥行注意下の運動透明刺激に誘発される皮質活動の検討(バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング)
その他のタイトル: Cortical Activations and Eye Movements Elicited by Transparent Motion Stimuli during Depth-Based Attention: An MEG Study
著者: 夏川, 浩明  KAKEN_name
鄭, 址旭  KAKEN_name
小林, 哲生  kyouindb  KAKEN_id  orcid https://orcid.org/0000-0001-8977-6574 (unconfirmed)
著者名の別形: NATSUKAWA, Hiroaki
JUNG, Jiuk
KOBAYASHI, Tetsuo
キーワード: 運動透明視
脳磁図
視運動性眼球運動
奥行知覚
発行日: Mar-2011
出版者: 一般社団法人電子情報通信学会
誌名: 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム
巻: 94
号: 3
開始ページ: 604
終了ページ: 613
抄録: 異なる方向にコヒーレントにドリフト運動する二つのランダムドットパターンによって, 奥と手前の二つの透明な面が知覚される現象は運動透明視として知られている.本研究は, 奥行注意下で運動透明刺激を呈示した際の脳磁界を全頭型MEG装置により計測し, 運動透明視の奥行順序が決定される過程に関与する皮質活動を, 5名の被験者を対象に検討した.すべての被験者において, ヒトの空間や動きの認知に関わるhMT/V5+の活動が平均238msに見られ, 5名中4名の被験者で頭頂連合野若しくは外側後頭皮質LOに至る活動が, 奥行注意状態により視運動性眼振の緩徐相である追従眼球運動における運動方向が変化する潜時以前に見られた.この注意を向けた面のドットに対する追従眼球運動変化が生じる前の皮質活動は, 運動透明視において奥行順序が決定される過程の視覚情報処理を反映することが示唆され, 低次視覚野からhMT/V5+やIPSといった動きの処理に関与する背側経路での処理に加え, 物体の特徴を組み立てるLO近傍領域が運動透明視の奥行構造の処理に関与していると考えられる.
著作権等: © (社)電子情報通信学会 2011
URI: http://hdl.handle.net/2433/171917
関連リンク: http://www.ieice.org/jpn/trans_online/index.html
出現コレクション:学術雑誌掲載論文等

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