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タイトル: 人格化する国家と国家化する感動 : <感動中国>の中の意識形態と日常実践
著者: 馬, 嵐  KAKEN_name
著者名の別形: MA, Lan
発行日: 31-Mar-2014
出版者: 京都大学アジア研究教育ユニット
誌名: 2013年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ報告論文集 :<京都エラスムス計画>から生まれたもの
開始ページ: 14
終了ページ: 21
抄録: 現代社会において、大衆メディア、特にテレビは国家意識形態と集団文化を形成する重要な役割を担っている。『感動中国』は中央電視台が力を注いで製作した看板番組として、ここ十年来儀礼化しつつあり、「年度人物」などの儀礼に関連した言葉を流通させることを通し、「感動Jという個人的感情を媒介に、もっとも自然な雰囲気の中で人々の親近感を喚起し、また様々な修辞句を用いて、そこに現れた自然な感情を民族と国家全体の自尊心と帰属感へと昇華させ、国家を人格化させることにより国家の「姿」を再現している。近年の演出で注意をひく点は、登場する人物がますます一般的な立場の人々や家庭生活の位相で人々を感動させる「小人物」 へと移行し、一種の国民教育の舞台が構築されている点であり、国家意識形態がその場を借りて絶え間なく人々とその行動の中へと入り込み、親近感を利用して極致にいたる方法により民族国家のイメージを構築し、国家意識形態の価値観と個人的感情の高度な統合を実現している。
記述: 翻訳: 中山大将・巫靚
URI: http://hdl.handle.net/2433/186344
出現コレクション:2013年度

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