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タイトル: <総説>木材の流動成形における高度制御型化学処理手法の開発
その他のタイトル: Development of techniques for highly controlled chemical treatment in wood flow forming
著者: 田中, 聡一  kyouindb  KAKEN_id  orcid https://orcid.org/0000-0002-2665-4200 (unconfirmed)
著者名の別形: Tanaka, Soichi
発行日: 15-Nov-2016
出版者: 京都大学生存圏研究所
誌名: 生存圏研究
巻: 12
開始ページ: 33
終了ページ: 38
抄録: 木材の流動成形は、塊状の木材を流動させて自由に形状を付与できる新しい成形技術であるが、安定した成形体を得るためには、成形前の木材に化学処理物質を導入する必要がある。それは、木材の細胞壁の中にある不安定構造が吸放湿することや分解の起点になることを抑制して、成形体の変形、劣化、および分解を防ぐためである。しかしながら現状では、化学処理された細胞とされていない細胞が存在し(巨視的処理ムラ)、さらに細胞壁中にも処理されて安定化された箇所と処理されていない不安定な箇所が存在する(微視的処理ムラ)。そのため成形体には、環境次第で変色・表面荒れが生じる、寸法が不安定であるといった問題が生じている。著者はこれまでに、巨視的および微視的な処理ムラを解消するために、それぞれ「細胞1つ1つを物質溶液で充填する手法の開発」および「細胞壁中の不安定領域を物質で充填する手法の開発」に取り組んできた。本稿では、これらの取組みの概要を説明するとともに、特に後者のための新しい手法として、処理物質溶液含浸木材の養生工程(溶媒を蒸発させる工程)における細胞壁への物質拡散の制御技術について紹介する。
URI: http://hdl.handle.net/2433/225792
関連リンク: https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/introduction/publication/humanosphere_research/
出現コレクション:12号

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