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2059-09.pdf | 1.75 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 操作の両立不可能性と情報擾乱の関係 (量子システム推定の数理) |
著者: | 濵村, 一航 |
著者名の別形: | Hamamura, Ikko |
発行日: | Oct-2017 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2059 |
開始ページ: | 113 |
終了ページ: | 129 |
抄録: | 量子論において実現可能な操作には様々な制約がある. 例えば, 量子状態は複製や配送が出来ないという複製(配送)禁止定理や, 物理量の測定によって情報を取得すると擾乱が起こるという情報と擾乱の関係, 位置と運動量のように非可換でシャープな物理量は同時に測定出来ないという一種の不確定性関係はよく知られた操作の制約である. これらの例は, 全て本稿で扱う量子論の両立不可能性の一例である. さらに, 両立不可能性の一例として紹介した情報と擾乱の関係に関して, 状態識別能力が高い測定は擾乱が大きいということを, 操作的に前順序関係を導入して定性的に示すと同時に状態識別能力と擾乱の関係を定量化して得た不等式を紹介する. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/237217 |
出現コレクション: | 2059 量子システム推定の数理 |
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