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タイトル: <論説>シュトラスブルク改革運動について : 職権的改革 Magisterial Reformation への道
その他のタイトル: <Articles>The Reformation Movements in Strasburg : The Way to the Magisterial Reformation
著者: 冨本, 健輔  KAKEN_name
著者名の別形: Tomimoto, K
発行日: 1-Jan-1972
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 55
号: 1
開始ページ: 77
終了ページ: 119
抄録: 筆者は、昨年、<シュトラスブルクにおける初期再洗礼派運動について>なる論考を報告したが、その研究において、この市の改革運動が、職権的改革運動と過激派改革運動の対抗関係としてあったことを認知した。本研究にては、農民戦争後数年間において、この対抗関係がいかに推移したかを跡づけんとすることを目的としたものであるが、ミュンスターの再洗礼派の支配、ジュネーブにおけるカルヴァンの教会樹立に関係する予備的研究の一部である。筆者はこの課題を解明するに当って、専ら<エルサス史料>を使用した。本研究によれば、一五二七年七月に発布された最初の市参事会法令を契機として、職権的改革路線が確立されたことが知られる。しかも両運動の対抗関係は、一五三三年六月のシュトラスブルク領域宗教会議において、職権的改革運動の勝利へと決着されるのであるが、かかる情勢はすでに、一五二七年の夏につくられていたと考えられる。
Last Year I attempted to describe some of the aspects of the early Anabaptist Movements in Strasburg, in which I noticed that there were some confrontations between the magisterial and the radical lines of reformation. In this paper, on the other hand, my aim was to trace the transition of the confrontations for several years after the Peasants' War. For this purpose I have mainly used the so-called Alsace Documents (Elsass I, Stadt Strassburg 1522-1532, ed. by Manfred Krebs and Hans Georg Rott in Quellen zur Geschichte der Täufer, VII, 1957) which testify that the reformation on the magisterial line was firmly established through the promulgation of the first Ratsverordnung in July, 1527. Though the final victory on the part of the magistrates had to be waited till the opening of the Synod of Strasburg in June, 1533, the social forces to that direction were already at work in 1527.
記述: 個人情報保護のため削除部分あり
DOI: 10.14989/shirin_55_77
URI: http://hdl.handle.net/2433/238065
出現コレクション:55巻1号

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