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タイトル: <論説>臨時政府期におけるエスエルの農業政策についての一考察
その他のタイトル: <Articles>Some Reflections on the Agricultural Policy of the SRs in 1917
著者: 一色, 義和  KAKEN_name
著者名の別形: Isshiki, Yoshikazu
発行日: 1-Sep-1975
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 58
号: 5
開始ページ: 729
終了ページ: 765
抄録: 一九世紀後半のロシア・ナロードニキの伝統を色濃く受継ぎ、二十世紀初頭に組織されたエスエル党(社会主義者-革命家党) は、ロシアにおける農業=土地問題の解決をその主要な政治課題として掲げていた。そして、一九一七年初頭ロシアにおこった革命はエステルたちにとり、彼らの<土地社会化>を中心とした農業=土地綱領を自らの手で実現する絶好の機会であった。だが、彼らエステルは革命初期、ソヴェト組織などを通じ、大衆とりわけ農民の強い支持を確保しえたにもかかわらず、結局彼らがその一翼を担っていた臨時政府の倒壊とともに、自らの手で土地改革を実現する好機を失ったのである。本稿は、このような彼らの政治的敗北の一困を、この年の彼らの農業=土地問題に対する基本的方針、そして中央において臨時政府が倒れた十月末に至るまでの間の実際の行動の分析を通じ、明らかにしようとするこころみである。
The Socialist Revolutionaries, the successors to the Russian Populists of the nineteenth century, had the settlement of the land problem in Russia as their main political object. The Revolution of 1917, though it was brought about by the spontaneous action of the people, was the first occasion when the SRs had every chance to put their land program, 'socialization of land' into practice. This article is aimed firstly to clarify their policy on this problem at the time when the Provisional Government was formed and they got the support of the working masses, secondly to follow the measures they took to meet the unstable political and social situation during the fateful eight months and lastly to trace from these analyses one of the origins of their political decline and fall in the second half of this year.
記述: 個人情報保護のため削除部分あり
DOI: 10.14989/shirin_58_729
URI: http://hdl.handle.net/2433/238255
出現コレクション:58巻5号

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