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タイトル: <総説>蛇紋岩地域の森林生態系における葉リター分解
その他のタイトル: Decomposition of leaf litter in serpentine ecosystems
著者: 中村, 亮介  KAKEN_name
著者名の別形: Nakamura, Ryosuke
発行日: 20-Nov-2020
出版者: 京都大学生存圏研究所
誌名: 生存圏研究
巻: 16
開始ページ: 31
終了ページ: 36
抄録: 蛇紋岩とは、かんらん岩などの超塩基性岩(SiO₂含量45%以下)が熱変成を受けて生成した岩石であり、地表面積 1%以下を占めて世界に散在している。蛇紋岩が風化して生成した蛇紋岩土壌は、高濃度で重金属を含むなど、一般的な森林土壌にはみられない様々な特徴を有し、独自の生態系を育んでいる。例えば、米国カリフォルニア州における蛇紋岩土壌の面積は約1%だが、その中には州全体の固有植物種の約10%が存在するとされる。蛇紋岩生態系が成立するメカニズムを理解するためには、生態系内での重金属や栄養塩の循環パターンの解明が求められる。しかし、蛇紋岩生態系の元素循環を規定する有機物の分解速度と、その関連要因の知見は現在に至るまで乏しい。本総説では、日本における蛇紋岩地域の落葉広葉樹林を対象に、近年明らかになった葉リター分解過程とその関連要因、そして今後の課題・展望を解説する。
URI: http://hdl.handle.net/2433/265063
関連リンク: https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/introduction/publication/humanosphere_research/
出現コレクション:16号

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