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タイトル: クリーブランド美術館所蔵十一面観音立像における用材検討
その他のタイトル: Case study of the Wood Identification of a Chinese eleven-headed Guanyin Owned by the Cleveland Museum of Art
著者: 田鶴, 寿弥子  kyouindb  KAKEN_id
メルツ, メヒテル  KAKEN_name
著者名の別形: Tazuru, Suyako
Mertz, Mechtild
キーワード: wood identification
micro-CT
anatomical features
Chinese eleven-headed Guanyin
2021A1123
BL20XU
発行日: 27-Dec-2021
出版者: 高輝度光科学研究センター
誌名: SPring-8/SACLA利用研究成果集
巻: 9
号: 7
開始ページ: 524
終了ページ: 526
抄録: 近年、我々の研究チームでは欧米の美術館などに保管されている東アジア地域における貴重な木彫像の樹種調査を進めている。本研究では、アメリカ合衆国クリーブランド美術館に保管されている中国唐代の作と考えられている時代的にも希少な木彫像、十一面観音立像についての樹種調査結果について報告する。像の複数個所から採取された非常に小さな試料の一部に、SPring-8 の BL20XU でのシンクロトロン放射光X線トモグラフィーを適用して樹種識別調査を行った。その結果、解剖学的特徴からイトスギ属(Cupressus. sp)あるいはヒノキ属(Chamaecyparis sp.) に同定される樹種が使用されていることが判明した。植生からイトスギ属の可能性が高まっているが、本研究は中国唐代における仏像に使用される檀像の代用材:栢木(はくぼく)の観念を知る上で重要な知見の一つになると期待される。
著作権等: この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
URI: http://hdl.handle.net/2433/269105
DOI(出版社版): 10.18957/rr.9.7.524
出現コレクション:学術雑誌掲載論文等

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