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タイトル: <研究ノート>殷の稲作について --甲骨文字の再検討から浮かぶ水稲の重要性--
その他のタイトル: Rice Cultivation in Shang Dynasty Implied by Its Prophecy Inscribed on Turtle Shells
著者: 池橋, 宏  KAKEN_name
著者名の別形: IKEHASHI, Hiroshi
キーワード: 中国古代王朝
殷(商)
水田稲作
甲骨文字
天水農業
発行日: 30-Sep-2019
出版者: 農耕文化研究振興会
誌名: 農耕の技術と文化
巻: 28
開始ページ: 19
終了ページ: 24
抄録: 一般には中国の古代王朝の始まりの時代に黄河流域ではキビ・アワを中心とする天水農耕があったとされている。しかし、20世紀の末に洛陽に近い偃師で商(殷)の城が発掘され、祭祀場の跡から豚や牛の骨とともに、大量の炭化米も出土した。こうした発見に促されて、殷の甲骨文字を再検討した。甲骨文字には、よく似たキビとイネの穂を象形した文字があり、それに水(「氵」)をつけたものとないものがある。前者はイネで、後者はキビとみられた。文字としてはキビよりイネが多かったが、後にアワの象形である「禾」の下に水をつけた「黍」の字が普及し、イネを表わす文字は途絶えた。イネを示す字がないから殷の農業は天水農耕であったと見る説はあるが、水田稲作は中国古代王朝の基礎の一つとして重要であった。
DOI: 10.14989/nobunken_28_019
URI: http://hdl.handle.net/2433/278670
関連リンク: https://www.nobunken.org/28-2019-1
出現コレクション:第28号

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