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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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2237-03.pdf | 3.71 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | CBDCによる銀行Balance Sheet問題の確率モデル (ファイナンスの数理解析とその応用) |
著者: | 浦谷, 規 ![]() |
著者名の別形: | Uratani, Tadashi |
発行日: | Jan-2023 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2237 |
開始ページ: | 11 |
終了ページ: | 20 |
抄録: | 情報化により支払はネットバンキング、カード決済、電子マネーなどが効率的であり、急拡大している。Finalityがあり、効率化を進展する中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入の実現性と問題点を検討するレポートをBankof EnglandやEUBankなどが近年公表している。CBDCが導入されば銀行券は急速に謹き換えられるだろう。しかし銀行による信用創造の源泉である預金のCBDCによる代替は大きな影響が予想される。特に銀行のイ言川創造の減少は事態を金融危機時には事態を悪化させるリスクがある。CBDCという通貨の情報化は、銀行の信用創造という現在の金融制度枠組みの再検討も必要となりうる。本論文では家計、企業、銀行、中央銀行の貸借対照表におけるCBDC発行の影響の相互関係を明らかにする。基本的データはBindseil, Fotia (2021)を基礎として銀行の信用創造に与える影響を確率プロセスを用いてオプションとして定式化し、経済変動(ボラティリティ)の拡大がCBDC発行後の銀行のリスクにいかなるに影響があるかを検討する。さらに、累積する日本の赤字国債の影響も考察する。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/282965 |
出現コレクション: | 2237 ファイナンスの数理解析とその応用 |

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