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タイトル: マルマ語の音声に関する考察
その他のタイトル: A phonetic analysis of Marma
著者: 藤原, 敬介  KAKEN_id  orcid https://orcid.org/0000-0003-1571-4914 (unconfirmed)
著者名の別形: Huziwara, Keisuke
発行日: 26-Dec-2003
出版者: 京都大学大学院文学研究科言語学研究室
誌名: 京都大学言語学研究
巻: 22
開始ページ: 237
終了ページ: 300
抄録: マルマ語はバングラデシュ人民共和国チッタゴン丘陵でマルマ人によってはなされている言語である。マルマ語はビルマ語アラカン方言とちかい関係にあり、系統的にはチベット・ビルマ語派、ビルマ語群に分類される。1991年の統計によると話者数は155000人ほどである。本稿ではマルマ語の音声に観察される特徴を記述し、音韻論的に分析した。その結果、マルマ語には分節音素として/p, ph, b, t, th, d, c, ch, j, k, kh, g, ʡ(末子音としてのみ), θ, ʃ, h, m, hm, n, hŋ, ŋ, hŋ, l, hl, r, hr, w, y;i, e, a, ɔ, o, u, ə/があることがわかった。声調には低調、高調、上昇調の三種類が弁別的であるほか、音韻論的に予演可能な高抑調と軽声があることがわかった。ビルマ文語との対応をみると、マルマ語は母音や末子音についてはおおきな変化をとげたものの、頭子音についてはビルマ語のよりふるい形式をよくのこしていることがあきらかとなった。
DOI: 10.14989/87830
URI: http://hdl.handle.net/2433/87830
出現コレクション:第22号

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