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KJ00004811941.pdf | 320.5 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 線形熱力学における現象論式の構造とエントロピー消滅の役割り |
著者: | 高山, 光男 |
著者名の別形: | Takayama, Mitsuo |
発行日: | 20-Apr-1983 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 40 |
号: | 1 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 8 |
抄録: | 秩序形成の熱力学的要因としてエントロピー消滅を考慮することによって,構造をもつ二つの現象論式が導かれた。それぞれ,一般化力と現象論係数とが構造をもつ。一般化力が構造をもつ場合には,平衡の特別な性質として,準安定平衡状態を表わす現象論的形式が導かれる。線形領域において,エントロピー消滅は解析力学的な反作用または束縛を意味しており,対称化因子としての役割りをもつ。一般化力が構造をもつ現象論式を用いることによって,ガウスの最小束縛の原理のもつ形式と同様の局所エントロピー生成の式が得られる。この式から,エントロピー生成速度極小の定理と一致する形式が導かれた。最後に,現象論係数が構造をもつ現象論式を用いることによって,オームの法則が解析され,ジュール熱がエントロピー生成の形で導かれた。また,エントロピー消滅のための現象論係数と対称性の破れとの関係が,超伝導現象を例として検討された。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/90906 |
出現コレクション: | Vol.40 No.1 |
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