2006 - 2026 : KURENAI 20周年記念

京大の知をオープンに

京都大学の研究成果・教育成果を誰もが無料でアクセスできるプラットフォームとして、京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」は、公開から20周年を迎えました。

KURENAI 20周年記念ロゴ
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新着コンテンツ・更新情報

2026-10-02 コンテンツ更新 NEW

KURENAI 20周年特設サイトを公開いたしました

20周年を記念した特別コンテンツやKURENAIの歩み、統計データを掲載しています。

Message

機構長ご挨拶

KURENAI 20周年を迎えて

図書館機構長 図書館機構長

京都大学図書館機構長

Director-General of the Kyoto University Library Network

京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」公開20周年に寄せて

京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」は、2026年10月2日をもちまして、2006年の正式公開から大きな節目となる20周年を迎えることができました。これまで貴重な研究成果をご提供くださった研究者の皆様、ならびにシステムの構築や運用を支えてくださった学内外のすべての関係者の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

学術成果の公開と保存、そして次世代への永続的な継承は、大学が果たすべき重要な社会的使命の一つです。2006年10月、オープンアクセス(OA)運動の広がりとともに誕生したKURENAIは、本学で生み出される多種多様な知の成果を広く世界に還元するためのプラットフォームとして歩みを重ねてまいりました。2015年4月には「京都大学オープンアクセス方針」が採択され、本学教員の研究成果をKURENAIを通じて原則公開することが、全学的な基本方針として位置づけられました。

さらに近年、オープンサイエンスをめぐる環境は大きな転換期を迎えています。国においては、公的資金による研究成果の社会還元やイノベーション創出を目指し、「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」が定められ、競争的研究費による学術論文や根拠データの即時公開が推進されることとなりました。こうした国内および世界的な潮流の中、現在のKURENAIは単なる電子アーカイブにとどまらず、新たな学問的知の発見や国際的な共同研究の創出を支える重要な学術インフラとなっています。

この20年間でKURENAIに蓄積されたコンテンツは、本学が積み重ねてきた多彩で深遠な学術研究の軌跡そのものであり、国内外の多くの研究者や社会へ広範な知の還元を実現してまいりました。京都大学が培ってきた「自由の学風」から生まれた研究成果が、オープンアクセスの理念と全学的な方針のもとで国や専門の垣根を越え、新たな知の創造へとつながっていることは、私たちの大きな喜びであります。

学術情報のオープン化や研究データの管理・利活用は今や世界的な潮流となっており、大学図書館および機関リポジトリに寄せられる期待はこれまで以上に大きく、かつ高度なものとなっています。これからの10年、20年に向けて、図書館機構は、高度化するオープンサイエンスに対応し、持続可能で信頼性の高いオープンアクセスの推進、研究データの公開・利活用、そして最新のデジタル技術に対応した学術情報基盤の整備に、引き続き取り組んでいく所存です。

KURENAIが、これからも社会への知の還元と次世代の知の創造を支える基盤であり続けるよう、努めてまいります。今後とも皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

2026年10月2日
京都大学図書館機構長 永盛 克也

About KURENAI

学術情報リポジトリ「KURENAI」とは?

世界への「知」の共有

京都大学の研究者が執筆した学術雑誌掲載論文、学位論文、研究データ等を、インターネットを通じて世界中の誰もが無料でアクセス・ダウンロードできるようにする、オープンアクセスプラットフォームです。

成果の永続的保存

学術雑誌掲載論文だけでなく、本学学内で刊行される学術雑誌、報告書や学習用教材など多様な研究・教育成果を「京都大学の知的資産」として一元的に収集し、恒久的に保存・管理する電子アーカイブとしての役割を担っています。

研究の視認性(インパクト)向上

国際標準規格に準拠したメタデータとDOI等の永続的識別子を付与して公開することで、GoogleやCiNii Researchをはじめとする検索システムでの発見可能性を確保し、研究成果のさらなる普及と利活用に貢献します。

VOICE OF RESEARCHERS

Researcher Interviews

研究者インタビュー (Coming Soon!)

KURENAIを通じて論文やデータを公開している研究者の生の声をご紹介します

あなたの研究成果もKURENAIで世界へ発信してみませんか?

登録手続きは図書館がサポートいたします。

成果の登録方法を見る

History

KURENAI 20年のあゆみ

2006年のサービス開始前夜から、現在までの足跡

2006年6月

京都大学学術情報リポジトリ「試験公開」開始

京都大学図書館機構により学術情報リポジトリが試験公開されました。京都大学の知的発信のインフラとして構築作業が急ピッチで進められました。

2006年10月

京都大学学術情報リポジトリ正式公開(本公開)

10月2日、京都大学学術情報リポジトリが正式に本公開されました。学内の研究成果を世界へ無料で発信するプラットフォームとして本格的に運用を開始しました。

2007年9月

登録件数1万件到達

登録コンテンツが1万件を突破しました。

2008年2月

リポジトリの愛称が「KURENAI」に決定

学内の公募を経て、京都大学学術情報リポジトリの愛称を「KURENAI」に決定。京都大学の前身の一つである第三高等学校の寮歌「逍遙の歌 紅もゆる」をイメージさせ、大学の伝統にも通じる名称として選ばれました。

2008年10月

益川敏英名誉教授のノーベル物理学賞受賞論文を公開

益川名誉教授のノーベル物理学賞受賞に合わせ、受賞理由となったKey publication論文をKURENAIで公開しました。

2010年1月

システムリニューアル & KURENAIロゴ誕生

Webサイトデザインを大幅リニューアルしました。同時に「KURENAI」公式ロゴマークが誕生しました。

2010年2月

登録コンテンツ5万件到達

登録件数が5万件に到達。

2012年10月

山中伸弥教授ノーベル賞論文公開 & 10万件到達

iPS細胞研究所の山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞受賞を受け、Key publication論文をKURENAIで公開しました。同じ月に、累計登録件数も節目となる「10万件」の大台に達しました。

2013年4月

学位規則改正に伴う「博士学位論文全文公開」義務化

学位規則改正に準拠し、京都大学で授与された博士学位論文について、KURENAIでのインターネット全文公開が義務化されました。本学の知的財産を将来に渡り保証する電子アーカイブの役割が本格化しました。

2015年4月

「京都大学オープンアクセス方針」の採択

2015年4月28日に全国の大学に先駆けて「京都大学オープンアクセス方針」を採択し、京都大学の教員が執筆した学術雑誌掲載論文を「京都大学学術情報リポジトリ KURENAI」によりインターネット上で原則公開することが義務化されました。

2016年1月

学位論文にDOIを付与

KURENAIに登録している博士学位論文に対して、恒久的なアクセスの保証のために国際的な永続的識別子DOIの付与を開始しました。

2016年3月

リポジトリ登録システム試行開始

研究者が自分の研究成果をKURENAIで公開するための登録申請をおこなうためのシステムとして、リポジトリ登録システム(現在の名称:KURENAI公開支援システム)を構築し、試行運用を開始しました。

2019年6月

研究データの登録開始

「京都大学学術情報リポジトリ運用指針」が改定され、論文などのテキスト成果物だけでなく「各種研究成果物の根拠となる研究データ」の登録が可能になりました。

2020年3月

「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」の策定

学内の研究者情報整備委員会にて「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」が策定され、全学的な研究データ管理・公開の体制がさらに強化されました。

2022年6月

Datacite DOI付与開始

KURENAIに登録する研究データに対して、研究データに特化した国際的なDOI登録機関であるDataCiteが管理するDataCite DOIの付与を開始しました。

2025年2月

KURENAI公開支援システムリニューアル

「リポジトリ登録システム」に研究データの登録申請や researchmap連携機能が追加され「KURENAI公開支援システム」としてリニューアルしました。

2025年7月

KURENAIバージョンアップ

KURENAIのシステムをメジャーバージョンアップを実施。また、メタデータの国際的な相互運用性の向上のため、JPCOARスキーマVersion 2.0に対応しました。

2026年4月

タイムスタンプ機能導入

公開される論文やデータの信頼性向上のため、国⽴情報学研究所(NII)が提供するタイムスタンプサービスを利用したタイムスタンプ機能を導入しました。

2026年10月 ANNIVERSARY & FUTURE

KURENAI公開20周年

2026年、KURENAIは皆様の温かいご理解とご協力に支えられ、公開20周年を迎えることができました。今後も研究者の皆様や学内図書館・室と連携し、学術成果の確実な普及と次世代への継承に努めてまいります。

Data & Impact

数字で見るKURENAI

20年間で蓄積されたインパクト

累計登録コンテンツ数

237,700 件

※論文・紀要・学位論文等の本文付コンテンツ数

学術雑誌掲載論文公開数

37,200 件

※学術雑誌掲載論文の出版社版、著者最終稿の公開数

学内発行ジャーナル収録タイトル数

280 誌以上

※KURENAIで公開している学内発行の紀要・学術雑誌のタイトル数

登録研究者数(学内)

2,200 名以上

※京都大学教育研究活動データベースと連携している研究者の数

KURENAI 登録資料の内訳

紀要論文等(学内刊行物) 54.3%
学術雑誌掲載論文 15.6%
博士学位論文 13.5%
その他(図書、会議発表論文、研究データ等) 16.6%

20周年記念イベント・セミナー情報 (Coming Soon!)

KURENAIの20周年プロジェクトの一環として、学内で展示やオープンアクセスや即時OAに関するセミナーを開催予定です。学内の方はどなたでもご参加いただけます。

開催準備中
オープンアクセスキャラバン

即時OA化への対応や研究データの公開等、オープンアクセスに関するミニセミナー・個別相談会を附属図書館、吉田南総合図書館、桂図書館で開催します。 日時・会場等、詳細は決定次第本ページでお知らせします。

開催準備中
OA Week + 20周年記念展示

2026年10月19日~25日に開催されるオープンアクセスウィーク(International Open Access Week)にあわせ、桂図書館および吉田南総合図書館にて、京都大学図書館機構のオープンアクセスへの取り組みに関連する資料を展示します。 また附属図書館では、KURENAI20周年特別記念ポスターを展示します。

あなたの研究成果をKURENAIへ

京都大学に所属する教職員・研究者の方、大学院生の皆様の研究成果をご登録いただけます。学術論文、紀要、博士論文、会議資料、学会発表スライドなどを世界中に公開してアピールしましょう。

  • 登録手続きは図書館がお手伝いいたします
  • 出版社の著作権ポリシーの確認は図書館で行います
  • 研究データの公開についても受付中
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