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KJ00004706710.pdf | 96.16 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 64. Pressure-Induced Microphase Separation of Block Copolymers in the Aqueous Solution(poster presentation,Soft Matter as Structured Materials) |
著者: | Osaka, Noboru Okabe, Satoshi Karino, Takeshi Shibayama, Mitsuhiro Hirabaru, Yumi Aoshima, Sadahito |
発行日: | 20-Sep-2005 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 84 |
号: | 6 |
開始ページ: | 985 |
終了ページ: | 986 |
抄録: | 従来、高分子水溶液系への圧力効果はホモポリマーの系を中心に研究が行われてきた。本研究では、これまでにほとんど研究例のないブロックコポリマー水溶液の系を用いることで、ミクロ相分離に伴い出現する構造形成を利用して、圧力による構造の変化を定量的に議論することを目指している。SANS(小角中性子散乱)による測定の結果、高温(45℃)、大気圧下でミクロ相分離を起こしbcc構造をとっている系に圧力を加えると、100MPa近傍でミクロ相分離構造が消失し、溶液中に分散することを確認した。ところが、さらに圧力を加えていくと、200MPa近傍で再び構造形成がなされていく、という温度変化においては見られない、再起的な構造の変化を得ることができた。一方、低温(28℃)で300MPaまで加圧を行うと、散乱関数がOrnstein-Zernike式に従いながら、相関長が連続的に増大していくことが観測された。ブロックコポリマーは、大気圧下での温度による相分離が1次転移的であることが知られているが、今回の実験の結果からは、低温での圧力変化が2次転移的な相分離を起こし、また、その相分離もミクロ相分離ではなくマクロな相分離を起こす可能性が示唆された。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/110266 |
出現コレクション: | Vol.84 No.6 |

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