58. Hydrodynamic Scaling in the Randomly-Networked Liquids of Silica and Silicates(poster presentation,Soft Matter as Structured Materials)

Abstract

熔融ケイ酸およびケイ酸塩における流体力学的緩和時間は非常に長く、分子動力学(MD)シミュレーションで計算可能な範囲を越えている。従って、これらの液体の粘性係数をMDシミュレーションから算出すると、有限周波数における値が求まるのみである。本研究では、有限周波数から零周波数への粘性係数の移行を、流体力学的スケーリングにより論ずる。新たに導入される流体力学的指数の組成、圧力による変化から、粘性係数の変化が推定され、その結果は実験事実と整合的である。この指数は、熔融ケイ酸およびケイ酸塩中のランダム・ネットワーク構造により決定される。