Wetting transitions on textured surfaces(Poster session 2, New Frontiers in Colloidal Physics : A Bridge between Micro- and Macroscopic Concepts in Soft Matter)

Abstract

微細加工技術の発展に伴い、ミクロンあるいはナノオーダーの規則的な凹凸をもつ表面が作成できるようになった。その様な表面上での濡れ方はいろいろ考えられる(図1)。表面エネルギーが最小となる液滴の濡れ方はテクスチャーのパラメータに応じて理論的に計算できるが、実際にこのような表面上に液滴を置いてみるとエネルギー状態が最小となる状態とは異なる準安定状態が実現することがよくある。本研究では、中心から表面に沿うような濡れが発達しながら準安定状態から最小エネルギー状態に向かう際のエネルギー変化について、接触角履歴も考慮して説明する。