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タイトル: 有機超伝導 : 過去、現在、未来(第52回物性若手夏の学校(2007年度),講義ノート)
著者: 谷口, 弘三  KAKEN_name
著者名の別形: Taniguchi, Hiromi
発行日: 20-Mar-2008
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 89
号: 6
開始ページ: 947
終了ページ: 962
抄録: このテキストでは、まず、有機超伝導体の開発の歴史を概観し、次に、多くの有機超伝導体を輩出しているダイマー系(BEDT-TTF)_zX(Xは1価のアニオン)の物理について説明したあと、筆者らの、K-型BEDT-TTF塩、β'型BEDT-TTF塩、ドープ型BEDT-TTF塩の研究成果を紹介する。K-型BEDT-TTF塩に関しては、部分重水素化という手法を用いて、超伝導-Mott絶縁体相境界近傍を、常圧下において極めて精密に制御した結果を紹介する。さらに、この手法を用いて相境界近傍にfine tuningした超伝導相において観測された、磁場誘起超伝導-非金属転移を紹介する。二番目として、近年、筆者らが行ったキュービックアンビルを用いた有機伝導体の超高圧下研究の中での成果として、β'-(BEDT-TTF)_2ICl_2の8.2GPaの圧力下における転移温度14.2Kの超伝導を紹介する。三番目として、天然のドープ型超伝導体K-(BEDT-TTF)_4Hg_<2.89>Br_8の高圧下物性研究の中で観測された超伝導相の双こぶ構造を紹介する。最後に、有機超伝導体の将来展望に関して、筆者の私見を述べたい。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
サブゼミ
URI: http://hdl.handle.net/2433/111016
出現コレクション:Vol.89 No.6

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