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タイトル: | 膀胱結核に關する實驗的研究 第1篇:実験的膀胱結核の発生と病理組織像との研究 |
その他のタイトル: | Experimental Studies on Vesical Tuberculosis Report I : Studies on the Incidence of Experimental Vesical Tuberculosis and Its Histological Findings |
著者: | 中野, 富夫 |
著者名の別形: | Nakano, Tomio |
発行日: | Mar-1955 |
出版者: | 京都大学医学部泌尿器科教室 |
誌名: | 泌尿器科紀要 |
巻: | 1 |
号: | 1 |
開始ページ: | 10 |
終了ページ: | 21 |
抄録: | 1)実験的家兎膀胱結核を発生せしめる方法としては, 膀胱粘膜塗布接種法と注入接種法の2方法あるが, 一定量の結核菌を正確に、膀胱組織内に接種し得る点で, 注入接種法が最も良い方法である, 2)膀胱三角部は膀胱の他の部分に比較して, 結核菌に対する抵抗性が大なる傾向を認めた, 3)結核性変化の膀胱内伝播経路として, 淋巴行性伝播が重要なる意義を有する・4)膀胱の結核性変化は接種菌量に比例するが, 菌型に依る質的, 量的差異は認められない.5)結核菌接種2日後では省結核性変化は認められず, 組織學的には異物性炎の像を示すに過ぎない.10日後では肉眼的に結節形成が見られ, 組織学的にも類上皮細胞より成る浸潤竈を形成し結核性変化の特長を示して来る.21日後では肉眼的, 組織学的に結核結節が完成されて来る.50日後では結核病竈にラングハンス氏巨態細胞が認められ, 亦中心部には乾酪性壊死の傾向が認められた・6)血管周囲には大なり小なり形質細胞を主とする遊走細胞(単球, 組織球, 淋巴球等)の浸潤が認められた.7)組織内結核菌は禰漫性に存在せずに虜類上皮細胞浸潤竃内に多数見出された・(文献は最終篇に譲る) I made various experiments causing vesical tuberculosis in rabbits, and studied the spreading process of tuberculous changes and its histological findings in every period after the inoculation of tubercle bacilli. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/111051 |
出現コレクション: | Vol.1 No.1 |
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