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タイトル: | A Clinical Review of 115 Inpatients with Prostatic Hypertrophy |
その他のタイトル: | 前立腺肥大症手術最近7年間の統計的観察 |
著者: | TOMOYOSHI, Tadao |
著者名の別形: | 友吉, 唯夫 |
発行日: | Jun-1959 |
出版者: | 京都大学医学部泌尿器科教室 |
誌名: | 泌尿器科紀要 |
巻: | 5 |
号: | 6 |
開始ページ: | 482 |
終了ページ: | 486 |
抄録: | 1952年より1958年までの7年間に京大泌尿器 科を訪れた13, 532名の外来患者のうち前立腺肥 大症患者は341名(2.5%)で, このうち入院せ る115名は, 同期間中60才以上男子入院患者241 名の48%をしめていて本症が重要な老人性泌尿 器疾患であることを示すこの115名について みると, 年令は51~82才.平均67才;症状発現 より入院までの期間は1~2年が最も多く;合 併症としては12例に膀胱結石をみとめ, 全身的 には動脈硬化症, EKG上冠不全を示すものが 注月された.残尿量は0~1140cc, 平均330cc であつた.このうち手術的療法を行なつたのは 91例で, 1953年以降は原則として全例に恥骨後 前立腺摘出術を行なつてき一ているが.その81例 についてみると, 手術所要時間は49分~252 =分, 平均122分;カテーテル留置期間は平均13. 7日;摘出腺腫重量平均459, 最大2509であつ た.術後, 摘出組織標本で期待しなかつたガン を6例(7.4%)に発見した.手術創が多少と も膨開し尿漏出をきたせるもの43例, 術後膀胱 結石発生例2例, 恥骨k炎1例, 血清肝炎1例 等を経験したが, 尿道狭窄, 失禁例等はなく手 術効果は概して優秀であつた.手術時死亡はな く, 術後死亡は9例を経験し, うち5例は心血 管系の障害に基因するもので老人外科の立場か ら注意を要する. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/111772 |
出現コレクション: | Vol.5 No.6 |
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