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タイトル: | DIVERTICULUM OF THE URETER, CASE REPORT |
その他のタイトル: | 尿管憩室の1例 |
著者: | TOMOYOSHI, Tadao KUZE, Masuji SOFUE, Kiyoshi NAGATANI, Yasuo |
著者名の別形: | 友吉, 唯夫 久世, 益治 祖父江, 鮮 長谷, 泰夫 |
発行日: | Nov-1961 |
出版者: | 京都大学医学部泌尿器科学教室 |
誌名: | 泌尿器科紀要 |
巻: | 7 |
号: | 11 |
開始ページ: | 994 |
終了ページ: | 999 |
抄録: | 先天性(真性)尿管憩室は極めて稀に接する泌尿器科的先天異常のひとつであつて, 現在のところ外国文献より32例, 本邦文献より8例(本症例を含む)を集計しうるにすぎない.我々の症例は腎盂腎炎にもとつくと思われる血尿を主訴とせる27才の女子患者に於て, 逆行性ピエログラムを行い, 偶然にも尿管カテーテルが尿管憩室内に入り, 発見し得たもので, 手術により, 腸骨動脈交叉部直上より分岐して本来の尿管の外側をこれと平行して上向する重複尿管盲管型の尿管憩室を摘除した.標本は長さ10.Ocm, 太さは正常尿管大で, 全長に亘つて管腔を有し, 組織学的にも完全な内縦, 中輪, 外縦の筋層構造と移行上皮を有し軽度の憩室炎を伴なつていた.本邦報告例中, 長さに於て高橋土屋の15cmに次ぐ2番目のものであり, 重複尿管盲管型尿管憩室に対するものとしては最初の憩室摘除報告例である. Congenital diverticulum of the ureter is one of the rarest urological anomalies, and a review of literatures collects only 32 cases from foreign and 7 from Japanese literatures. Here reported is a case we recently experienced. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/112214 |
出現コレクション: | Vol.7 No.11 |
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