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32_1167.pdf | 467.49 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 複雑性尿路感染症に対するNorfloxacinの臨床的検討 |
その他のタイトル: | Clinical study of NFLX (norfloxacin) in complicated urinary tract infections |
著者: | 村瀬, 達良 三矢, 英輔 深津, 英捷 吉田, 和彦 夏目, 紘 小幡, 浩司 大島, 伸一 安積, 秀和 小林, 峰生 岡村, 菊夫 浅野, 晴好 前川, 昭 成田, 晴紀 麦, 雅好 伊藤, 浩一 瀧田, 徹 高士, 宗久 荻須, 文一 鈴木, 靖夫 寛, 英雄 加藤, 範夫 |
著者名の別形: | MURASE, Tatsurou MITSUYA, Hideo FUKATSU, Hidetoshi YOSHIDA, Kazuhiko NATSUME, Hiroshi OBATA, Koji OHSHIMA, Shinichi ASAKA, Hidekazu KOBAYASHI, Mineo OKAMURA, Kikuo ASANO, Haruyoshi MAEKAWA, Akira NARITA, Harunori BAKU, Masayoshi ITO, Koichi TAKITA, Toru TAKASHI, Munehisa OGISU, Bunichi SUZUKI, Yasuo KAKEI, Hideo KATO, Norio |
キーワード: | Complicated urinary tract infection Norfloxacin (NFLX) |
発行日: | Aug-1986 |
出版者: | 泌尿器科紀要刊行会 |
誌名: | 泌尿器科紀要 |
巻: | 32 |
号: | 8 |
開始ページ: | 1167 |
終了ページ: | 1175 |
抄録: | 1984年7月から同11月までの間に当大学および関連19施設で経験した難治性の複雑性尿路感染症64例を対象として, 新しく開発されたquinolone carboxylic acid系薬剤のNFLXを投与し, 臨床効果を検討した.なお起炎菌が証明されなかったり, 真菌の検出された20例は除外し, 計44例を検討対象とした.投与方法は1日600 mg(分3), 14日間とした.効果判定はUTI薬効評価基準に準じて行ない, MICも測定した.疾患別の有効率は単独感染62.1%, 混合感染60.0%で, 単独感染のカテーテル留置例の有効率は50%であった.従来の本剤による報告では有効率が52%~85%であり, 今回の成績が平均61%とやゝ低いが, G-1, G-5のカテーテル留置例が多かった結果と考えられる.従ってカテーテル留置群を除くと有効率は67%となり, 経口剤単独治療としては満足できるものといえた.細菌学的効果は分離株61株中65.6%に効果を認め, 既存の抗菌剤より優れていた.最も多く分離されたP. aeruginosaのMIC分布をみると, MIC 3.13以下に効果を認め, 評価できる結果であった.副作用は軽度の胃腸障害を4例に認め, GOTの上昇を1例に認めたに過ぎない.以上の成績より, NFLXは経口抗菌剤として複雑性尿路感染症に有効かつ安全性の高い有用な薬剤といえる The new chemotherapeutic agent NFLX was orally administered 600 mg a day for 5 consecutive days in 44 cases having complicated urinary tract infection, and its clinical efficacy was evaluated. They consisted of 8 marked effective cases, 19 moderately effective cases and 17 ineffective cases, and its overall clinical efficacy was 61%. The bacteria disappeared in 10 cases, and decreased in 9 cases. Thirteen cases showed bacterial alternation, and 12 cases remained unchanged. By type of disease group, the efficacy was slightly inferior in the indwelling catheter group compared with that of the nonindwellt group. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/118881 |
PubMed ID: | 3788743 |
出現コレクション: | Vol.32 No.8 |
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