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タイトル: COLLAGEN CONTENT IN DETRUSOR MUSCLE AND RATIO OF BLADDER WEIGHT TO BODY WEIGHT
その他のタイトル: 膀胱のコラーゲン含有率および体重にたいする膀胱の重量比に関する研究
著者: Kondo, Atsuo
Susset, Jacques G.
著者名の別形: 近藤, 厚生
Susset, Jacques G.
発行日: Aug-1973
出版者: 京都大学医学部泌尿器科学教室
誌名: 泌尿器科紀要
巻: 19
号: 8
開始ページ: 683
終了ページ: 687
抄録: 膀胱壁を形成する固形成分の大部分はコラーゲンと平滑筋であり,これらの比率は勝目光機能を左右する重要な役割をになっている。今回われわれはコラーゲン成分の比率,および体重に対するなまの膀胱重量との比について,イヌで実験をおこなった。コラーゲンは特異的に含まれるハイドロオキシプロリン量を生化学的に測定し,乾燥脱脂された膀胱組織中の比率を推定した。正常犬の図形成分ではコラーゲンが30。2%を占め,残り69目8%はほとんど平滑筋により構成されている。重量比は0.78g/kgと判明した。つぎの3群の膀胱モデルを実験のために製作した。すなわちa)神経因性膀胱, b)薬剤により硬化させた膀胱壁, c)勝脱頚部を狭窄させた膀胱の三つで、ある。a, b群ではコラーゲンの比率は増加し,重量比も上昇したc群ではいずれも有意の差が認められなかった。線維成分の増加は膀胱容量を減少させ,膀胱壁の弾力性を喪失せしめる上記所見は慢性膀胱疾患における早期治療および管理の重要性を示唆するものといえよう。
URI: http://hdl.handle.net/2433/121556
出現コレクション:Vol.19 No.8

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