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タイトル: <査読付き論文>渇水への制度的適応の有効性 -讃岐平野における水融通を事例として-
その他のタイトル: <Refereed Article>How effective is the adaptive management to extraordinary drought in Sanuki Plain?
著者: 篭橋, 一輝  KAKEN_name
植田, 和弘  KAKEN_name
著者名の別形: Kagohashi, Kazuki
Ueta, Kazuhiro
キーワード: 水融通
制度的適応
讃岐平野
ため池水利システム
適応型管理
発行日: 1-Oct-2011
出版者: 財政学研究会
誌名: 財政と公共政策
巻: 50
開始ページ: 81
終了ページ: 91
抄録: 讃岐平野において1994年に発生した深刻な水不足に対する制度的適応策として実施された水系間・水系内の水融通の効果を定量的に評価した. 土器川水系(満濃池受益地域)と杵田川水系(豊稔池受益地域)を対象とした既存のデータを用いて, 農作物被害額と農家負担額を算出し, 水系間・水系内の水融通が実施されたため池掛かりと実施されなかったため池掛かりの間で比較・検定を行い, 水融通の効果を検証した. その結果, (1) 満濃池・豊稔池を親池とするため池水利システムを通じた水系内の水融通には, 1994年の讃岐平野における異常渇水時の農作物被害額と農家負担額を軽減させる効果があったこと, (2) 満濃池・豊稔池を親池とするため池水利システムは, ため池掛かり全体で農家負担額を平準化する効果があったことが明らかとなった. 水系内の水融通は渇水への制度的適応を図る上で有効な制度であり, 重層的にネットワーク化されたため池水利システムは, 渇水への適応型管理を行うための重要な制度的基盤であることが示された.
DOI: 10.14989/160609
URI: http://hdl.handle.net/2433/160609
出現コレクション:第50号

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