ダウンロード数: 314
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
KJ00005822341.pdf | 1.54 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 地震発生予測システムの構築に向けて : 統計物理学者に望むこと |
著者: | 楠城, 一嘉 鶴岡, 弘 平田, 直 笠原, 敬司 |
著者名の別形: | Nanjo, Kazuyoshi Tsuruoka, Hiroshi Hirata, Naoshi Kasahara, Keiji |
発行日: | 5-Nov-2009 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 93 |
号: | 2 |
開始ページ: | 125 |
終了ページ: | 142 |
抄録: | 地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の主要課題の一つは,地震の時期・場所・大きさを予測するシステム,いわゆる"地震発生予測システム"の構築である.この構築のために我々が目指すものは,地震予測研究の客観性・再現性を高めるサポートが出来る研究環境の整備である.その環境を活用して地震発生予測検証実験を今年度から実施する.この実験では,個々の予測モデルの性能評価がなされる.その評価結果を基にモデルの高度化・有効なモデルの絞込みが期待される.このような予測研究で必要なデータは過去の地震情報である.しかしながら,現存の地震データセットは完全ではない.従って,予測研究を開始するためには,そのデータの品質評価からはじめる必要があることを指摘し,品質評価の例を示す.本課題では,地震予知・予測を厳密に実施し,客観的に評価するという意味で,地震の"予測科学"の枠組みを構築する狙いがある.このような整備されつつある研究環境を利用して,新視点から予測モデル構築の可能性を探求することは,検討すべき課題である.臨界現象として地震を理解する研究はこれまでも報告されてきたが,今後に期待される研究フロンティアは,その理解を基に地震発生を事前予測する高性能モデルの構築である. |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/169153 |
出現コレクション: | Vol.93 No.2 |
このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。