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タイトル: 並列幾何マルチグリッド法による大規模高周波電磁場有限要素解析(アンテナ・伝搬)
その他のタイトル: Large-Scale High-Frequency Electromagnetic Finite Element Analysis Using the Parallel Geometric Multigrid Method
著者: 廣谷, 迪  KAKEN_name
美舩, 健  kyouindb  KAKEN_id
岩下, 武史  kyouindb  KAKEN_id
村山, 敏夫  KAKEN_name
大谷, 秀樹  KAKEN_name
著者名の別形: HIROTANI, Yu
MIFUNE, Takeshi
IWASHITA, Takeshi
MURAYAMA, Toshio
OHTANI, Hideki
キーワード: 高周波電磁場解析
マルチグリッド法
マルチカラーオーダリング
並列処理
発行日: Sep-2010
出版者: 一般社団法人電子情報通信学会
誌名: 電子情報通信学会論文誌. B, 通信
巻: 93
号: 9
開始ページ: 1331
終了ページ: 1341
抄録: 本論文では, 1億自由度を超える大規模高周波電磁場問題に対する, 幾何マルチグリッド法と分散並列処理を組み合わせた求解手法について述べる.電磁場有限要素解析におけるマルチグリッド法において用いられる"AFW(Arnold, Folk, Winther)スムーザ"は, 本質的に並列化が困難な手法であり, 並列化には特別な処置が必要となる.そこで筆者らは, 差分解析等で用いられるマルチカラーオーダリング法の応用を検討し, 並列化アルゴリズムの開発を進めてきた.しかしながら同手法は"反復解法の収束性"と"並列計算の粒度"にトレードオフの関係をもつため, 並列計算環境下において収束性の改善が困難となる問題がある.そこで本論文では, 本トレードオフ問題を解消し, 更なる解析の高速化を図るため, 領域分割型オーダリングとブロック化マルチカラーオーダリングの併用手法を新たに提案し, SMPクラスタ型並列計算機Fujitsu SPARC Enterprise M9000による数値実験によりその有効性を検証した.その結果, 約1億7000万自由度の問題について, マルチカラーオーダリングのみを用いた場合と比較して計算時間を約1/3まで短縮することに成功したほか, 約8億自由度の問題を16分程度で求解することを可能とした.
著作権等: © (社)電子情報通信学会 2010
URI: http://hdl.handle.net/2433/171919
関連リンク: http://www.ieice.org/jpn/trans_online/index.html
出現コレクション:学術雑誌掲載論文等

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