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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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kulr31_025.pdf | 10.55 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | ルイ祖語の再構にむけて |
その他のタイトル: | Towards a reconstruction of Proto-Luish |
著者: | 藤原, 敬介 ![]() ![]() |
著者名の別形: | Huziwara, Keisuke |
発行日: | 25-Dec-2012 |
出版者: | 京都大学大学院文学研究科言語学研究室 |
誌名: | 京都大学言語学研究 |
巻: | 31 |
開始ページ: | 25 |
終了ページ: | 131 |
抄録: | 本稿ではチベット・ビルマ語派ルイ語群に属するチャック語、カドゥー語、ガナン語について、これらの言語に共通するルイ祖語(Proto-Luish:PL)を再構することをこころみた。再構にあたっては、上記三言語のほかに、アンドロ語やセンマイ語、ジンポー語、チベット・ビルマ祖語の形式も適宜参照した。調査の結果、以下の内容があきらかとなった。・PLにおける主要な頭子音としては*p, *ph, *t, *th, *c, *k, *kh, *s, *h, *m, *n, *η, *1, *r, *w, *yをあげることができる。・対応例がすくないけれども、*khy, *b, *d, *j, *dも頭子音として再構しうる。・PLにおける主要な母音としては、開音節においては、*a, *i, *uをあげることができる。・対応例にふたしかな部分があるけれども、*ay, *aw, *iy, *e, *ey, *uy, *uw, *o, *oy, *owも再構しうる。・PLにおける主要な母音としては、閉音節においては、*ap, *at, *ak, *ip, *it, *ik, *up, *ut, *uk, *op, *ot, *ok, *am, *an, *aη, *im, *en, *iU, *um, *un, *uU, *ar, *irをあげることができる。・対応例にふたしかな部分があるけれども、*ek, *in, *eη, *on, *oη, *al, *el, *olも再構しうる。・声調は、高声調と低声調の二種類を再構できる。 |
DOI: | 10.14989/182194 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/182194 |
出現コレクション: | 第31号 |

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