このアイテムのアクセス数: 324
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
K.E.P_2013_075.pdf | 8.95 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 誰がより多くのりスクを負うのか? : 社会経済的地位と環境りスク配分の差異 |
著者: | 聶, 偉 ![]() |
著者名の別形: | NIE, Wei |
キーワード: | 社会経済的地位 環境リスク分配 ゴミ処理 環境的公正 |
発行日: | 31-Mar-2014 |
出版者: | 京都大学アジア研究教育ユニット |
誌名: | 2013年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ報告論文集 :<京都エラスムス計画>から生まれたもの |
開始ページ: | 75 |
終了ページ: | 84 |
抄録: | 西洋の環境的公正に関する理論は、計量的研究を基礎として、環境リスク分配が偏在していることを実証し、社会経済的地位と環境リスクの聞の相関性を強調しているが、我が国では計量的実証研究が発展しているとは言えない。本研究は、環境的公正に関する理論に立脚し、アモイ(廈門)のゴミ処理についての実証的調査を事例として、住民の社会経済的地位と環境リスクの相関性を探る。研究によって明らかになったのは以下の点である。第一、西洋の研究成果と一致しているのは、環境リスクがまったく公正には分布しておらず、異なる社会経済的地位を持つ集団間で、環境リスクは社会経済的地位に従って分配されており、環境リスクと富裕さには逆の相闘がみられる。第二、西洋社会、特にアメリカで人種、性別、教育の環境リスク分配に対する影響が強調されているのと異なり、我が国の環境リスク分配に対する性別や民族、教育の影響は統計的には顕著には見られない。第三に、我が国の農村住民は都市住民に比してさらに多くの環境リスクを負っており、現在の都市農村聞の環境リスク分配の不公正問題が突出していることが明らかになった。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/186337 |
出現コレクション: | 2013年度 |

このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。