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Title: モウソウチク稈の成熟過程と木化ペルオキシダーゼの分布
Other Titles: The cell wall maturation in moso-bamboo (Phyllostachys pubescens Mazel) and the occurrence of peroxidase related to the lignification
Authors: 間島, 重道  KAKEN_name
藤田, 稔  KAKEN_name
佐伯, 浩  KAKEN_name
Author's alias: Majima, Shigemichi
Fujita, Minoru
Saiki, Hiroshi
Issue Date: 20-Dec-1991
Publisher: 京都大学農学部附属演習林
Journal title: 京都大学農学部演習林報告 = BULLETIN OF THE KYOTO UNIVERSITY FORESTS
Volume: 63
Start page: 236
End page: 245
Abstract: タケ類の稈は, 組織が複雑であるが, 細胞壁へのセルロースとリグニンの堆積が長期間にわたる点で, 細胞壁形成に関わる酵素の抽出と分析に好都合であると期待される。一方, ペルオキシダーゼ (PO) 基質のうち, リグニン堆積 (木化) に関与するPOを組織化学的にも検出できるとされているシリングアルダジン (SYR) について, その特異性を確認できれば, 木化現象を追跡するのに有用であろう。そこで, 本研究では, モウソウチク稈の各種細胞の壁肥厚と木化の進行の様子を光学顕微鏡で観察し, さらにその過程でみられるPO活性の変化を組織化学・生化学的に分析して, 木化に関与するPOのSYR特異性について検討した。その結果, 細胞壁の肥厚は, 網紋道管では4月に進行し, 維管束鞘の繊維細胞では4月から7月にかけて維管束側から外縁部へと進行した。基本組織柔細胞の壁肥厚は7月以降にはじまり10月には完了するとみてよいが, 肥厚しないものもあった。師部については, 壁肥厚・木化ともに認められなかった。その師部を除いて, 他の組織での木化は, それぞれ肥厚に約1ヶ月遅れて進行し完了した。SYRによる呈色は, 繊維や柔細胞の細胞壁が肥厚する時期, あるいはそれ以前から, それらの細胞間層に認められ, 二次壁が木化する時期になると反応が消失していた。抽出液のアイソザイム分析および分光分析から, 木化時期に1ヶ月程度先行して細胞壁結合性POの活性が高かった。これらの結果は, SYRを酸化するPOが木化に関与している可能性を示すが, そのPOはリグニン堆積全体, 特に二次壁のリグニン堆積よりも, 細胞間層などリグニン堆積の初期に関与するアイソザイムであると考えられる。
URI: http://hdl.handle.net/2433/191991
Appears in Collections:第63号

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