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Title: アカマツ・ヒノキ天然林の異なる光環境下におけるヒサカキとコバノミツバツツジの樹冠の構造
Other Titles: Crown structure of two shrubs (Eurya japonica, Rhododendron reticulatum) in contrasting light environments of a natural Pinus densiflora - Chamaecyparis obtusa forest
Authors: 嵜元, 道徳  kyouindb  KAKEN_id
武田, 博清  KAKEN_name
Author's alias: Sakimoto, Michinori
Takeda, Hiroshi
Issue Date: 24-Dec-1993
Publisher: 京都大学農学部附属演習林
Journal title: 京都大学農学部演習林報告 = BULLETIN OF THE KYOTO UNIVERSITY FORESTS
Volume: 65
Start page: 77
End page: 84
Abstract: 林冠下に異なる光環境を形成しているアカマツ林とヒノキ林に生育しているヒサカキとコバノミツバツツジの樹冠の構造を調べた。葉群の垂直分布は, いずれの樹種もアカマツ林下では樹冠の中程にモードをもつ複層的な分布であったのに対して, ヒノキ林下では樹冠上部に偏った分布となり, 近似したワイプル関数のパラメーターにも樹冠形の違いが反映されていた。当年生シュートの長さは, いずれの樹種も樹冠上部から下部にかけて有意に小さくなる傾向を示した。樹冠の上下で見られたシュート長の違いは, 樹冠内における不均一な光分布によって引き起こされたものと推察された。さらに, 光環境の厳しいヒノキ林下の個体の当年生シュート長が, アカマツ林下のものより短かくなっていたことから, 光環境に対応してシュート長が変わるとした推察は支持される。当年生シュートレベルについて同化部分重 (葉 : F) と非同化部分重 (シュート : C) の比 (C/F) とシュート長の間に直線関係が見られた。短枝に代表されるシュートの小型化は光資源の限られた環境下において効率的な物質生産や収支を保つ上で有利な体制であると考えられることから, シュート長の小型化は, 被陰に対する維持調節機構と考えられた。当年生シュートレベルにおける利己的とも言える振舞いが, 樹冠内におけるシュートのサイズや数の不均一分布を引き起こすのであり, 結果的に, 個体レベルにおいて有利な葉群配置 (樹冠形) をもたらしていることが推察された。
URI: http://hdl.handle.net/2433/192053
Appears in Collections:第65号

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