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hes_22_29.pdf | 2.66 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | マグリットの「思考の記述」を巡る試み -「陽光に満ちたシュルレアリスム」の再評価を中心として- |
その他のタイトル: | Magritte's Searching of "Painting his Thought" -A Study on the Reevaluation of his "Sunlit Surrealism"- |
著者: | 利根川, 由奈 |
著者名の別形: | TONEGAWA, Yuuna |
発行日: | 20-Dec-2013 |
出版者: | 京都大学大学院人間・環境学研究科 |
誌名: | 人間・環境学 |
巻: | 22 |
開始ページ: | 29 |
終了ページ: | 41 |
抄録: | ベルギーのシュルレアリスト, ルネ・マグリットの作品は, 1943年から1948年の約5年間と, その他の期間には作品制作上の大きな断絶があると言われる. なぜなら, マグリットが印象主義的な手法で絵画を描いた1943年から1948年の5年間, いわゆる「陽光に満ちたシュルレアリスムの時代」は, マグリットのキャリアにおいて異質な時期と考えられてきたためだ. しかしながら, 彼の絵画制作における基本理念であった「思考の記述」という視点でこの時期の彼の言説を眺めるなら, 「マグリットらしい」絵画が作られたとされる1930年代と1950年代の絵画との思想的接点が垣間見える. よって本論文は, 絵画制作における1930年代から1950年代までのマグリットの言説と絵画を「思考の記述」の観点から検討することによって, 「陽光に満ちたシュルレアリスム」の再評価を行い, 彼の制作に見られる思想的連続性を明らかにすることを目指す. The works of Réne Magritte, who is Belgian surrealist, before May 1948 are told that they differed from after May 1948, because between 1943 and 1948, Magritte painted the pictures with the "impressionist" way, not his ordinaiy way. This period which was called "sunlit surrealism" by Magritte was thought that it is a different nature through his career of the painting. However, if we look his "sunlit surrealism" works with the view of "painting his thought", it seems the alteration of his style at May 1948 was only on the surface of his works, and it appears that there is a common point of his "sunlit surrealism" works and after the "sunlit surrealism" works. So that, this thesis aims to clear the continuity of Magritte's works between before and after May 1948, by the examination of his statement for the works, and the research of his "sunlit surrealism" thoughts. |
著作権等: | ©2013 京都大学大学院人間・環境学研究科 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/192270 |
出現コレクション: | 第22巻 |
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