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bussei_el_041202.pdf | 1.6 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <講義ノート>トポロジカル絶縁体の物理 : シンプルだから美しく, そして深い (第59回物性若手夏の学校 : 講義) |
著者: | 井村, 健一郎 |
著者名の別形: | Imura, Kenichiro |
発行日: | Feb-2015 |
出版者: | 物性研究・電子版 編集委員会 |
誌名: | 物性研究・電子版 |
巻: | 4 |
号: | 1 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 25 |
論文番号: | 041202 |
抄録: | 本講義では, 具体的なモデル (= Wilson-Dirac 型有効 Hamiltonian) を用いて, トポロジカル数, バンド反転, バルクエッジ対応, 対称性クラスと周期表といったトポロジカル絶縁体の物理の屋台骨となる概念をひとつひとつ発見的な方法で導入する. 「トポロジカルに保護された」という言葉の意味はあとで明確にすることにして, そのような, しかもエネルギー・スペクトル的には, 金属的/ギャップレスの表面状態をもつことがトポロジカル絶縁体の定義のようなものである. 一方, なぜそのような表面状態が生じるかと言えば, その起源はバルクのバンド構造にある. 典型的には, 強いスピン・軌道結合によって, バルクで荷電子帯と伝導帯の反転が起き, それがいわゆる「バルク = エッジ対応」という機構によって表面の性質に現れたのが, 前のギャップレス表面状態である. 問題はそのような一連の機構が, どのような「仕組み」で機能しているのか, その点を明らかにしていくのが本講義の目的である. |
DOI: | 10.14989/194308 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/194308 |
出現コレクション: | 4巻1号 |
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