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pls20_101.pdf | 817.74 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | A Usage-based Account of the Acquisition of English Get-passives |
その他のタイトル: | get-passive の習得に関する考察 : 使用基盤モデルの観点から |
著者: | Taniguchi, Kazumi https://orcid.org/0000-0001-6136-0534 (unconfirmed) |
著者名の別形: | 谷口, 一美 |
キーワード: | middle voice get-passive unaccusatives acquisition |
発行日: | Dec-2014 |
出版者: | 京都大学大学院人間・環境学研究科言語科学講座 |
誌名: | 言語科学論集 |
巻: | 20 |
開始ページ: | 101 |
終了ページ: | 114 |
抄録: | 本論稿は、英語のget-passiveの習得過程の観察に基づき、構文および文法の獲得の諸側面について使用基盤モデルの立場から考察する。谷口(2011)は、英語の動詞の自他交替の習得において、こども自身が動作主であることを含意する中間態の使用段階が介在する可能性を示したが、get-passiveも英語での中間態の一形式であるとみなされており、また受動態の習得に関する先行研究でも、be-passiveよりもget-passiveが早く獲得されることが指摘されている。このため本論稿はget-passiveに着目し、この形式が動詞の用法や構文の習得において果たす役割を示すことを試みたものである。本論稿は、データベースCHILDESからこどもと大人の発話を収集し、それらの発話数および共起する過去分詞の分布からget-passiveの使用状況を明らかにし、特に習得初期段階で優勢的に用いられるget-passiveが果たす機能について考察する。本論稿で提示するデータは、こどもが語彙的に固定化された表現をはじめに習得し、それらに共通する項構造を抽出することで徐々に構文が獲得されるという使用基盤モデルの見方を支持しており、大人の発話に見られるインプットの特性およびこどもによるアウトプットとの相関に関しても示唆を与えるものである。 |
DOI: | 10.14989/196758 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/196758 |
関連リンク: | http://www.hi.h.kyoto-u.ac.jp/modules/PLS/ |
出現コレクション: | 第20号 |
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