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タイトル: <Case Report>Intussusception caused by primary malignant melanoma of the small intestine
その他のタイトル: <症例>腸重積にて発症した小腸悪性黒色腫の1例
著者: KOGIRE, MASAFUMI
YANAGIBASHI, KEN
SHIMOGOU, TSUKASA
IZUMI, FUYUKI
SUGIYAMA, AKIO
IDA, JUN
MORI, AKIRA
TAMURA, JUN
BABA, NOBUO
OGAWA, HIROKI
SAIGA, TAKAYOSHI
SAKANASHI, SHIRO
著者名の別形: 小切, 匡史
柳橋, 健
下郷, 司
泉, 冬樹
杉山, 昌生
井田, 純
森, 章
田村, 淳
馬場, 信雄
小川, 博暉
雑賀, 興慶
坂梨, 四郎
キーワード: 腸重積
小腸
黒色腫
Intussusception
small intestine
melanoma
発行日: 1-May-1996
出版者: 京都大学医学部外科整形外科学教室内 日本外科宝函編集室
誌名: 日本外科宝函
巻: 65
号: 2
開始ページ: 54
終了ページ: 58
抄録: Whether melanoma develops as a primaηtumor in the small bowel remains controversial. A 57-year-old male Japanese presented signs of intestinal obstruction. Ultrasonography and cornputed tomography disclosed an abdominal mass with multiple concentric rings, characteristic of intussusception. At surgery, a spherical tumor, 3. 8 cm in diameter, with scattered pigmentation was found to lead the intussusception. Segmental intestinal resection with regional lymph node dissection was performed. Pathological examination revealed diffuse infiltration of malignant melanoma cells. Nodal metastasis was seen only in the mesenteric node draining from the tumor-bearing intestinal segment. Twelve months after surgery, melanoma recurred in the liver and para-aortic lymph nodes, where a malignancy of the digestive organs frequently metastasizes; however, no extraperitoneal melanoma was found after repeated examinations. Thus, this case suggests that primary malignant melanoma can originate in the small intestine and be a cause of intussusception in the adults.
非常に稀である, 腸重積にて発症した小腸原発の悪性黒色腫の1例を報告する. 症例は57歳の男性で, 腹痛と幅吐を主訴に来院し緊急入院となった. 入院時, 臍の右方に 5×5cm の可動性のある腫瘤を触知し, 検査所見では中等度の貧血があり, 立位腹部単純レ線で小腸ニボーを認めた. 造影CT 及び US では臍の右方に腸重積に典型的な層構造を示す腫瘤像を認めた. 小腸重積によるイレウスと診断し手術を行ったところ, トライツ靭帯より lm の空腸に所々に黒色を呈する部分のある 3. 8×3. 8cm の1型の腫瘤があり, それを先進部として腸重積をきたしていた. 腸重積を解除し, 空腸を約20cm切除し, 手術を終えた. 切除標本の組織像では茶褐色の色素沈着を伴う腫瘍細胞の増殖を認め, 悪性黒色腫に一致した所見であり, 腸間膜リンパ節に1個転移を認めた. 術後12ヶ月目に肝転移と大動脈周囲リンパ節転移が出現し, 術後21ヶ月目に肝不全のため死亡したが, 腹腔外には度重なる検査にも関わらず原発巣と考えられる病変は指摘できなかった. 悪性黒色腫の原発部位は皮膚, 皮膚粘膜移行部, 眼などであり, 小腸は本疾患の転移の好発部位のひとつであるが, 小腸原発例は非常に稀である. 我々の症例は, 小腸病巣の所属リンパ節に転移があったこと, 術後の詳細な検索にもかかわらず, 皮膚その他に原発巣と考えられる病変を認めなかったこと, 再発部位(肝, 大動脈周囲リンパ節)が腹腔内臓器由来の悪性疾患の再発好発部位に一致したことより, 悪性黒色腫が小腸に原発する可能性があり, さらにそれが成人における腸重積の原因となりうることを示唆していると考えられた.
URI: http://hdl.handle.net/2433/203558
PubMed ID: 9128049
出現コレクション:第65巻 第2号

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