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pfpp_057_20.pdf | 27.49 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <査読付き論文>健康保険の事業主負担についての一考察 : 健康保険組合の財務データを用いた検証 |
その他のタイトル: | <Referred Article>A Study on the Employer's Burden of Health Insurance : An Empirical Analysis of the Japanese Health Insurance Societies' Balance Sheet Data |
著者: | 吉田, あつし 牛, 冰 |
著者名の別形: | Yoshida, Atsushi Niu, Bing |
発行日: | 15-May-2015 |
出版者: | 財政学研究会 |
誌名: | 財政と公共政策 |
巻: | 57 |
開始ページ: | 20 |
終了ページ: | 36 |
抄録: | 健康保険の事業主負担の決定要因を, 事業主の超過負担および健保組合の内部留保に着目して, 2004-11年の個別健康保険組合の財務データから分析し, 以下の結論を得た. 1) 従業員への非課税の現物給付が増えれば, 事業主負担も大きくなってくる. このため, 健康保健事業費や付加給付と事業主負担部分に正の関係が生じる. 2)事業主は, 従業員への現物給付とならない拠出金部分について, 従業員より多く負担しようとはしない. 3) 標準報酬が高く, 従業員の直面する限界税率が高い企業ほど, 所属する健保組合の内部留保が大きくなる. このような企業の健康保険組合では, 積立金は, Tax Shelterとして機能し, 拠出金増には, 積立金取り崩しで対処できる. 4)事業主負担の帰着問題が発生するのは拠出金部分に限られるが, 期間中組合は積立金のストック調整で対処したため, 短期的には賃金への帰着は観測されなかった. |
DOI: | 10.14989/212487 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/212487 |
出現コレクション: | 第57号 |
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