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タイトル: <総説>IUGONETデータ解析システムを用いた地球大気環境の長期変動に関する研究 -地磁気日変化振幅に見られる電離圏・熱圏の長期変動-
その他のタイトル: A study on the long-term variation of the earth's atmospheric environment using the IUGONET data analysis system -Long-term variation in the ionosphere and thermosphere as seen in the amplitude of geomagnetic solar quiet (Sq) daily variation-
著者: 新堀, 淳樹  KAKEN_name
著者名の別形: Shinbori, Atsuki
発行日: 10-Nov-2015
出版者: 京都大学生存圏研究所
誌名: 生存圏研究
巻: 11
開始ページ: 27
終了ページ: 35
抄録: 地球大気圏の中でも高度100km以上の領域は、超高層大気と呼ばれ、そこで観測される様々な大気擾乱現象は、太陽活動と下層大気を起源とする大気波動による両者の影響を受けながら、複雑な物理過程を経て発生する。そのため、超高層大気の長期変動を解明するためには、全球規模の地上観測ネットワークから長期的に得られた様々な観測データを組み合わせた総合解析を行うことが必要不可欠である。このような分野横断型研究を促進する研究基盤を構築するために、2009年5月から大学間連携プロジェクト「Inter-university Upper atmosphere Global Observation NETwork : IUGONET」が開始された。本プロジェクトでは、様々な地上観測データからメタデータを抽出してインターネット上で広く共有するシステムを構築し、種々の地上観測データを相互参照できるようにした。また、異種の観測データを可視化、相関解析を行う解析ソフトウェアを開発した。本研究では、IUGONETデータ解析システムを活用して、長期の太陽活動度と地磁気のデータ解析を行うことで、地磁気日変動振幅に見られる超高層大気の長期変動特性を調べた。その結果、全ての観測点での地磁気日変動振幅は、顕著な11年太陽活動周期性を示すとともに、太陽活動23/24サイクル極小期において約60年間の中で地磁気日変動振幅が最も小さくなっていた。一方、太陽活動成分を除去した地磁気日変動振幅は、約75%の観測点にて負のトレンドを示し、その傾向がヨーロッパ、北米東部などで強いことがわかった。本総説では、IUGONETプロダクトの概要と地磁気日変動振幅の長期変動特性について解説する。
URI: http://hdl.handle.net/2433/225780
関連リンク: https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/introduction/publication/humanosphere_research/
出現コレクション:11号

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