このアイテムのアクセス数: 106
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
2010-11.pdf | 942.93 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 調和振動子でできた開放系の時間発展 (量子場の数理とその周辺) |
著者: | 田村, 博志 ![]() |
著者名の別形: | Tamura, Hiroshi |
発行日: | Dec-2016 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2010 |
開始ページ: | 105 |
終了ページ: | 115 |
抄録: | 空洞輻射の中を、原子列が通過する様な物理系を模した数理モデルを扱う。空洞輻射として単一モードの電磁場(つまり調和振動子)を考え、原子は2準位のみを持つという設定のモデルは多くの人が論じている。これは非常に単純化したモデルに見えるが、その解析結果は具体的数式であらわに与えられる程簡単ではない。ここでは、より明白に扱えるモデルとして、原子も調和振動子とし、空洞と環境の間に相互作用のあるモデル(開放系)を考える。この種の問題では、密度行列の時間変化を与えるmaster equationが物理的意味を持つ解を与えるか?という古くからの問題がある。この点を整理してから、双対空間での発展方程式の解を、Weyl operatorの時間発展として具体的に与える。さらに、部分系の漸近挙動を考える。この原稿はValentin A. Zagrebnov氏との共同研究に基づく論文[TZI][TZ2]の要点の日本語に依る解説である。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/231583 |
出現コレクション: | 2010 量子場の数理とその周辺 |

このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。