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Title: <論説>コムネノス朝の成立 : 一一世紀ビザンツ帝国の政治体制
Other Titles: <Articles>The Accession of Alexius Comnenus
Authors: 井上, 浩一  KAKEN_name
Author's alias: Inoue, Koichi
Issue Date: 1-Mar-1974
Publisher: 史学研究会 (京都大学文学部内)
Journal title: 史林 = THE SHIRIN or the JOURNAL OF HISTORY
Volume: 57
Issue: 2
Start page: 244
End page: 275
Abstract: 一一世紀のビザンツ帝国は一〇八一年のコムネノス朝成立を大きな転機として、それ以前は混乱・衰退の、それ以降は再建・繁栄の時代である。本論文はこの転換を帝国政治体制の変化という観点からとらえなおそうとするものである。一一世紀の混乱時代は、前世紀以来成長を続け、ついに帝位を左右する力をもつに至った大土地所有貴族間の権力闘争の時代であり、帝国の伝統的な皇帝独裁制は重大な修正を要求されていた。危機の基因はここにあり、一一世紀ビザンツ帝国の歴史は彼らの動向を基軸としてとらえるべきである。皇帝権をめぐる有力貴族間の抗争において、皇帝絶対権の理念に対抗するという形で現われたのは古い「選挙王政」的皇帝理念であった。この「選挙王政」の理念は現実には有力貴族の連合支配体制の樹立をめざすものとなる。一〇五七年のイサキオス・コムネノスの反乱から即位の過程において芽ばえながらも挫折した、この貴族連合支配体制は、一〇八一年のアレクシオス・コムネノスを中心とする反乱の結果実現されるに至った。この帝国政治体制の変換こそが、一〇八一年以降の再建・繁栄の第一の要因であった。
Description: 個人情報保護のため削除部分あり
DOI: 10.14989/shirin_57_244
URI: http://hdl.handle.net/2433/238182
Appears in Collections:57巻2号

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