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Title: <論説>一七世紀イングランドにおける沼沢地の開発 : べッドフォード低地とその排水
Other Titles: <Articles>The Reclamation of the Fens in the Seventeenth-Century England
Authors: 長谷川, 孝治  KAKEN_name
Author's alias: Hasegawa, Koji
Issue Date: 1-Jan-1977
Publisher: 史学研究会 (京都大学文学部内)
Journal title: 史林 = THE SHIRIN or the JOURNAL OF HISTORY
Volume: 60
Issue: 1
Start page: 15
End page: 58
Abstract: 干拓は湿地地域に急激な景観、機能等の改変をもたらすものであり、各時代の資本、技術など、経済、社会、文化の水準をトータルに反映した新しい地域が形成されると考えられる。本稿は、従来から多数の研究成果のあるイングランド東部の大沼沢地、ベッドフォード低地を対象として、特にその干拓期に焦点をしぼり、こうした湿地地域の変貌過程を解解することを目的とする。干拓直前の調査報告によって復元した結果、この地域は、必ずしも全く等質的な沼沢地帯だったのではなく、同心円状分布を示す沼沢地と、それに対応した土地所有関係、土地利用が展開されていた事実が明確となった。一七世紀の干拓は、こうした中世的地域秩序の下に展開されてきた伝統的な生活様式を一変させることとなる。干拓事業には、排水に必要な諸要素が投入されたが、特に、貴族、ジェントリー階級を中心とする地主層が資本を提供したこと、オランダ人技術者による技術の伝播・変容過程が追跡できることの二点が強調されうる。こうした結果出現した干拓地には、新しい秩序に基づく地域が形成され、共同地の縮小、解体とそれらの出資者、排水維持組織等への配分、さらに放牧主体から畑作主体への農業経営の転換が推進された。かくして、後進的湿地であった本地域は、イングランドの穀倉へと大きく変貌していくが、干拓はその決定的契機であり、その経過を干拓前後の景観変遷と、その間に投入された諸要因の分析を通じて確認できたと考える。
Description: 個人情報保護のため削除部分あり
DOI: 10.14989/shirin_60_15
URI: http://hdl.handle.net/2433/238329
Appears in Collections:60巻1号

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