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kulr37_1.pdf | 413.49 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <Articles>Structure of noun phrases in Ilocano |
その他のタイトル: | <研究論文>イロカノ語の名詞句の構造 |
著者: | Yamamoto, Kyosuke |
著者名の別形: | 山本, 恭裕 |
キーワード: | Ilocano Austronesian noun phrases headless constructions |
発行日: | 31-Dec-2018 |
出版者: | 京都大学大学院文学研究科言語学研究室 |
誌名: | 京都大学言語学研究 |
巻: | 37 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 21 |
抄録: | This study describes the structure of noun phrases in Ilocano. Ilocano noun phrases are divided into three subclasses: simple noun phrases, which consist of nouns plus modifying words such as articles, demonstratives, adjectives, or numerals; complex noun phrases, which involve complex modifiers such as genitive modifiers and relative clauses; noun phrases without head nouns. The findings reveal that noun phrases in Ilocano are exocentric constructions, that is, constructions in which there are no constituents having a special status as heads. This description of Ilocano noun phrases contributes to better understanding of cross-linguistic variation of noun phrases. 本研究はイロカノ語の名詞句の構造を記述することを目的とする。本稿では次の三つのサブタイプを区別する。一つ目は単純な名詞句であり、この名詞句は名詞と冠詞、指示詞、形容詞あるいは数詞などの単純な修飾要素から構成される。二つ目は属格名詞句や関係節といった複雑な修飾要素を含む名詞句である。そして三つ目は、主要部名詞を欠く名詞句を指す。本研究の主な発見は、イロカノ語の名詞句は必須の要素を持たない構文であるという点である。従って、イロカノ語の名詞句は主要部を持たない外心構造であると結論づける。本研究におけるイロカノ語名詞句の記述は、項や付加詞として機能する構造の通言語的バリエーションの理解に貢献する。 |
著作権等: | © 京都大学言語学研究室 |
DOI: | 10.14989/240976 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/240976 |
出現コレクション: | 第37号 |
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