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dc.contributor.author千木良, 雅弘ja
dc.contributor.alternativeCHIGIRA, Masahiroen
dc.contributor.transcriptionチギラ, マサヒロ-
dc.date.accessioned2019-07-18T04:38:30Z-
dc.date.available2019-07-18T04:38:30Z-
dc.date.issued2019-03-29-
dc.identifier.urihttp://hdl.handle.net/2433/243123-
dc.description.abstract西日本豪雨災害によって多数発生した斜面崩壊の内、広島地域の斜面崩壊の地質的原因について調査した。斜面崩壊の多くは、花崗岩地域と流紋岩地域に発生した。両地域ともに岩石の風化形態に強く規制されたものであることがわかった。花崗岩の風化形態としては、マイクロシーティングの発達するものと球状風化とがあり、広島に一般的に分布する花崗岩はマイクロシーテイングを伴って風化し、球状風化はあまり一般的には認められない。しかしながら、今回甚大な被害を発生させた個所では、球状風化が認められ、その結果形成された巨大なコアストンが土石流に含まれ、強い破壊力を発揮した。崩壊源の観察によれば、コアストンの間のマサが流出して、結果的にコアストンが不安定になって崩壊したものとみられる。流紋岩地域では、高標高部で強く風化して赤味を帯びた岩石の上の土層が崩壊し、土石流となって流下した。風化に伴ってハロイサイトが形成され、それが割れ目に沈殿して割れ目を閉塞していることが認められたことから、表層部の透水性が低下していて、土層が急激に飽和して崩壊が発生したものと考えられる。また、土石流の流路には古い土石流堆積物が認められたが、その基質部分はやはり強く風化して粘土化し、水の深部浸透を妨げていたと考えられる。一方で、斜面表面は硬い岩片に覆われているため、表面侵食はあまり進まず、平面的な斜面表面となっていたと推定される。このような条件の斜面を土石流が流下したため、大量の出水があったものと推定される。ja
dc.format.mimetypeapplication/pdf-
dc.language.isojpn-
dc.publisher京都大学防災研究所ja
dc.publisher.alternativeDisaster Prevention Research Institute, Kyoto Universityen
dc.subjectlandslideen
dc.subjectrainstormen
dc.subjectgraniteen
dc.subjectrhyoliteen
dc.subjectweatheringen
dc.subject.ndc369.33-
dc.title<地表変動>地質と崩壊メカニズム (広島地域)ja
dc.typeresearch report-
dc.type.niitypeResearch Paper-
dc.identifier.jtitle平成30年7月豪雨災害調査報告書-
dc.identifier.spage48-
dc.identifier.epage53-
dc.textversionpublisher-
dc.sortkey11-
dc.address京都大学防災研究所ja
dc.relation.urlhttp://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/disaster_report/#10907-
dcterms.accessRightsopen access-
dc.relation.isIdenticalToBB27983510-
出現コレクション:平成30年7月豪雨災害調査報告書

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