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タイトル: 金融システムの再構築 : 藤月会論集第6号
その他のタイトル: Restructuring of the Financial System in Japan
著者: 京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会  KAKEN_name
著者名の別形: H. Fujii Seminar, Faculty of economics Kyoto University, Japan
キーワード: 金融システム
住専問題
製薬業界
薬害
ゲーム機業界
発行日: Mar-1997
出版者: 京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会
引用: 京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会. 金融システムの再構築 : 藤月会論集第6号. 1997, 216p.
誌名: 藤月会論集
巻: 6
抄録: 現在の日本が直面する最大の経済問題は、金融システムの再構築問題であると言ってよいでしょう。この問題は、おそらく、21世紀の日本経済のあり方を決定づける重要な問題となることでしょう。ところが、不良債権問題では、やっと住専の不良債権処理の枠組みが出来上がったところです。二次損失問題やノンバンクの不良債権問題をどう処理するかは、今後の課題として残されたままです。もっと深刻な問題は、わが国の金融システムに対する国際的評価が、著しく低下していることです。いわゆるジャパン・プレミアムの問題です。一時期、縮小の方向にあったジャパン・プレミアムは、1996年の秋以降、再び拡大し始め、12月には0.125%(ユーロドル金利3ヶ月物)と、11月中旬に比べ2倍の水準になりました。この事実は、それまで部分的に進められてきた規制緩和や、阪和銀行への業務停止命令などの措置が、依然として国際的な評価を得るには到っていないことを象徴的に示しています。このままでは、わが国の金融システムの国際的競争力は、ますます低下していくことになるでしょう。わが国の金融システムを再構築するには、どのような措置が必要なのでしょうか。政府が提唱する日本版ビッグバン計画は、果たして軌道に乗るのでしょうか。こうした問題を考えるためには、わが国の金融システムの現状について正確な認識を持つことが不可欠です。そのためには、金融システムについての歴史的考察も欠かせません。以上のような問題意識にもとづき、わが国の金融システムについて多面的な検討を加えたのが、本年度の研究論文です。ゼミ生諸君は、この共同研究をつうじて、21世紀の日本経済を展望したことになります。
URI: http://hdl.handle.net/2433/24371
出現コレクション:藤月会論集

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