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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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shirin_033_4_415.pdf | 1.26 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 平安時代の農民 : 特に田堵・名主について |
その他のタイトル: | Peasants of Japan in the 10th Century |
著者: | 宮川, 滿 ![]() |
著者名の別形: | Miyagawa, M. |
発行日: | 1-Aug-1950 |
出版者: | 史學硏究會 (京都大學文學部内) |
誌名: | 史林 |
巻: | 33 |
号: | 4 |
開始ページ: | 415 |
終了ページ: | 435 |
抄録: | 封建制成立の基盤乃至前提をなす田堵名主を取りまく政治經濟的諸關係について、特に田堵名主の出現過程乃至その經營については從來種々の見解がなされている。それ等に導かれ、それ等を反省しながら、古代家族が戸乃至戸口を分立し獨立化しながら、同時にその有力者が他を包含し隷屬化して行く歷史的背景を、土地の私有化と負擔關係の變化との兩面から考察し、この兩面の動きを通じて有力農民が田堵、更に名主に成長する過程を明かにした。次に、その成長過程と相表裏する農業經營を、以上の推移に關連した大土地所有者の經營及び田堵名主以下の經營面積とその勞働力の量乃至質とから考察して、その基本的形態は、多數の家内隷屬民による大規模な直接經營ではなく又單一家族の自家經營ではなく、少數の下人奴婢による直接經營と小農民の賦役勞働=勞働地代による經營との併用形態であろうと結論した。 |
DOI: | 10.14989/shirin_33_415 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/248944 |
出現コレクション: | 33巻4号 |

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