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shirin_033_6_658.pdf | 818.65 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 宋代解州官營鹽業の構造 : その支配と隷屬 |
その他のタイトル: | Goverment Salt Works in Chieh-jou (解州) District during the Sung (宋) Dynasty (960-1126) |
著者: | 池田, 誠 |
著者名の別形: | Ikeda, M. |
発行日: | 1-Dec-1950 |
出版者: | 史學硏究會 (京都大學文學部内) |
誌名: | 史林 |
巻: | 33 |
号: | 6 |
開始ページ: | 658 |
終了ページ: | 670 |
抄録: | 解州官營鹽業は宋朝の官僚支配の直接生產支配の場でありこゝに必然的に或る一定の生產關係が結ばれている。この關係こそ解州鹽業の現實的基盤であり宋朝の官僚支配の階級的規定性を賦與しているものに他ならない。 はじめ鹽業の中心的勞働力は畦戸單位に出役する畦夫であり、それは差役の一形態として半農奴的隷屬において爲されたものであつた。ここに超階級的姿態を持つて爲された官僚支配の階級性を規定する事が可能であり、宋朝の社會的指導層-地主層の政治支配とつながる現實的根據が與えられていると思う。 この畦戸は略〻仁宗の天聖年間を境目として鹽業における諸矛盾の發展とそれに伴う畦戸の階級分化の進行によつて畦夫-傭夫という勞働形態の轉化を餘儀なくされ、それに伴つて鹽業における官僚支配の再編成が行われた。この再編成は王安石の新法として現われる官僚支配の再編威強化と關連する社曾的變動の一つの表現に他ならない。 |
DOI: | 10.14989/shirin_33_658 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/248970 |
出現コレクション: | 33巻6号 |
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