ダウンロード数: 200
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
shirin_038_6_484.pdf | 1.23 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <論説>形成期の土地共同体 (特集 : 共同体の諸問題) |
その他のタイトル: | <Articles>The Formation of the Land Community (Special Number : Studies in the Communal Relations) |
著者: | 田中, 裕 |
著者名の別形: | Tanaka, Yutaka |
発行日: | 1-Nov-1955 |
出版者: | 史学研究会 (京都大学文学部内) |
誌名: | 史林 |
巻: | 38 |
号: | 6 |
開始ページ: | 484 |
終了ページ: | 502 |
抄録: | 封建制度成立期の研究において、旧来兎もすれば、上部構造と下部構造とを夫々別箇に、切り離して取扱う嫌いがあつた。従ってレーエン制と農奴制とは、法制史研究と経済史研究という個々別々の研究分野に、跼蹐せしめられ勝ちであつた。然し乍らこれらは、互に切り離して扱うことを許さない、重要な一面をもつている。いわば両者は相互に、社会史を交渉の「場」としているのである。ここで「共同体」をその主要テーマとし、家父長的家共同体から秘密共同体、更に土地共同体への変貌過程を考察し、封建制度成立期の社会変革を示さうと試みたのである。「共同体」の段階的発展がこれであつて、この運動を媒介として、レーエン制と農奴制との結合が、美事に構築される。その担い手こそ土豪領主であり、彼等こそこの劃期における「村作り」の運動を、主体的に推進したのである。本稿の意図は、その過程の分析にある。 In the foregoing studies of the earlier stages of feudalism (Lehenswesen), its underlying stratum, the serfdom (Grundherrschaft) was often treated seperately. This was why the legal and social history formed a seperate field of study and no attempt was made to bridge between. This essay on the history of community is a contribution to the adequate explanation of the connections between them by tracing the gradual development of the community on the one hand and the social revolutions that accompanied it on the other hand. The explanation will be made one after the other of the patriarchal to the land community. Meanwhile the movement of the gentry played an important role and it is they that made the community come into its own. |
DOI: | 10.14989/shirin_38_484 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/249215 |
出現コレクション: | 38巻6号 |
このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。