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タイトル: <論説>土佐藩における討幕運動の展開
その他のタイトル: <Articles>Development of the anti-Shogunate movement in the Tosa-han (土佐藩)
著者: 池田, 敬正  KAKEN_name
著者名の別形: Ikeda, Yoshimasa
発行日: 1-Sep-1957
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 40
号: 5
開始ページ: 353
終了ページ: 378
抄録: 従来の討幕派についての見解は、いわゆる長州藩『正義派』についての奈良本辰也氏の規定である郷士=中農層論を中心に論議が進められている。この奈良本理論には多くの批判がよせられているが、その基本点は必ずしも否定されていないと考えられる。それは開明的下士層と『豪家の農商』といわれる層との何らかの形での連繋に討幕派の成立をみるという形で諸氏の意見に再生されているからである。しかしこれでは、特権的大政商と結びながら、『豪家の農商』と相対立する初期の明治政府の方向が理解できないであろう。本稿においては、この討幕派論では理解できない点を、土佐藩を舞台にして、尊攘派から討幕派への転回を基軸にしながら追求したいと考えている。
The general idea of the anti-Shogunate party has been based mainly upon the Naramoto theory that the "Seigiha" (正義派) in the Choshuhan (長州藩) should be of country-samurai (郷士) or middlefarmer class origin, or enlightened lower samurai (下級武士) or so-called "wealthy families of farming and trading" class, although there came many critical amendments; for in the opinions of many students on this subject appeared the fundamental idea of the Naramoto theory. This idea, however, cannot clarify the destination of the Meiji administration allied with the privileged grand businessmen with political affiliations and opposed to the "wealthy families" class. This point we are going to explore on the basis of the transition from the Imperialists to the Anti-Shogunate through the stage of leadership of the Tosa-han (土佐藩).
DOI: 10.14989/shirin_40_353
URI: http://hdl.handle.net/2433/249311
出現コレクション:40巻5号

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